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No.6 「福祉の質の向上」 デジタル化の推進と地域行事等を通じた絆づくり(vol.1)


【vol.1デジタル化の推進による福祉の質の向上】
 子育て支援や高齢者の生活支援などの福祉の分野でも、デジタル化を導入することで改善できることが、たくさんあります。

ここでは、以下の2つを提案してみます。

〈1〉買い物代行支援マッチングアプリ「えんじょるの」の活用

突然ですが「えんじょるの」の仕組みは特許を取っています。 よく人から、「どの部分が特許なのですか?」と聞かれるのですが、一言で説明すると、 【人を介さずに、電話着信を入れるだけでボランティアとマッチングできる仕組み】 です。そしてこの仕...

Posted by えんじょるの on Monday, January 11, 2021



 もともと公共交通が脆弱な上に、高齢者の自動車運転免許証自主返納を奨めなくてはならない対馬市の交通事情から、益々
「買い物難民」
「通院難民」
が増加しています。

 昨年、#白タクに頼らない移動手段確保 について投稿しましたが、とても参考になる事例だと思います。

 コロナ禍で本土では利用が急増している料理の出前代行Uber Eats.などは、スマホ等が苦手な高齢者に利用は困難ですが、電話での注文に応じるこのシステムであれば、対馬市でも普及可能だと思われます。社協により全島に普及が進められているシルバー人材センターや、民間の何でも屋さんとの連携も含めて、この「えんじょるの」のようなサービスをベースに、交通弱者対策を展開することを提案します。

(#加畑康弘 居宅ケアマネージャー さんの投稿から引用)

以前、買い物に苦労している利用者を担当していたのですが、その方に紹介できる買い物サービスがなくてケアマネとして歯がゆい思いをしたことがありました。
そこで、「サービスがないのなら作ってしまおう!」と考え、「#えんじょるの」というウェブシステムを作り1年半前から地元で運用しています。
このシステムは一言でいうと、
「買い物に困っている人」と「地域のボランティア」を電話着信を入れるだけでマッチングできるシステムです。
マッチングした後は、相手に直接電話で注文して買い物をしてきてもらうというアナログな仕組みです。
特徴は、
1 電話しか使えない高齢者でも使える
2 地域の助け合いの関係が生まれる
3 運用コストがほとんどかからない(サーバー代だけ)

現在登録利用者36名、登録ボランティア105名でトラブルもなく運用できています。「えんじょるの」は、地域の互助の力で買い物弱者問題の解決を目指す新しい仕組みです。今回はこの仕組みを広げる為に、まずは皆様に知っていただきたいと思い投稿させて頂きました。
 また、将来的にこのマッチングシステムを使えば、買い物だけではなく、ゴミ出しや、銀行や役場への付き添いなど、高齢者の生活上の多くの課題も助け合いで解決することが出来るようになるため、地域包括ケアシステムの進展に非常に有効な仕組みになり得ると考えています。

〈2〉オンライン診療の展開

 もともと公共交通が脆弱な上に、高齢者の自動車運転免許証自主返納を奨めなくてはならない対馬市の交通事情から、益々「買い物難民」「通院難民」が増加しています。

 また、感染予防の観点から通院控えが進み主治医も患者も症状や体調の変化の把握が困難に陥っていないか心配されます。例えオンラインであっても顔を見て診療することでお互いに安心感が生まれ、精神的にも良い効果が期待できるのと思われます。

 そのような中、政府は新型コロナウィルス感染予防対策の観点から、オンライン診療に関する規制を大幅に緩和しています。
 CATVがほぼ全世帯に敷設されている対馬市においてオンライン診療実施する環境は、他の自治体と比較すれば優位にあると思われます。
 オンライン診療は、何も島内の医療機関でなくとも受診可能であり、薬の処方は地元の調剤薬局でもちろん可能です。

 三重県鳥羽市等の先進事例等を調査研究調査研究中です。他にも対馬市の参考となるようなオンライン診療に関する情報があれば、ご指導ご鞭撻を賜れれば幸甚に存じます。

 更に、せっかくオンライン診療を展開するのであれば、何も医療従事者が不足している離島の医療機関をベースにする必要はないと考えています。
 例えば、国境離島に指定されている自治体が連携して東京等に【国境離島自治体住民専用のオンライン診療機関】を設けることは検討の価値ありと思います。

多くの医療機関では既にカルテの電子化が進み、オンライン診療機関と地元の医療機関と連携することは従来と比較すると格段に向上しているはずですから、不可能ではないはずです。





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