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No.125【知っていましたか⁉️いま地層処分をしてはいけない8つの理由】

正確に言うと私脇本は、対馬に『核のごみ最終処分場(地層処分)を誘致すること』に反対しているのではありません。
『地層処分そのもの』に反対しています。

▷核のごみの処分責任は、電力消費者にあるかのような電力会社の主張に騙されてはいけない‼️
核のごみの処分責任は、当然ながら電力を生産した電力会社にあります。製造物責任の原則を想起すれば当たり前です。
核のごみ(使用済み核燃料棒)の貯蔵スペースが無くなって来て慌てている電力会社の勝手な事情に、国民を振りまわしているだけのことです。

▷掘り出したばかりのウラン鉱石の放射能は濃縮されていないので、核燃料となる前に比べて格段に低レベルです。
厄介なのは、濃縮された核燃料は燃やしても放射能レベルがほぼ変わらない高レベルであることです。

▷そもそも、現在の地層処分技術は、『埋めても直ぐに漏れ出す』レベルであり、『漏れ出す速度をなんとか遅らせよう』というレベルに過ぎません。

▷半減期という性質上、最初の200年くらいで大凡の放射能の危険性はかなり低下するので、少なくとも約200年間は地層処分せず、地上で厳重に管理すべきです。

▷現在、むしろ恐ろしいのは高レベル放射性廃棄物と一緒に地層処分されようとしているヨウ素129などの低レベル放射性廃棄物の処理です。
NUMOは、埋設後10年後には漏れ出すことを想定できていますが、もちろんそんなことは一切説明しません。
ヨウ素129は水に溶けやすいため、高レベル放射性廃棄物処分場の地下水脈上流には決して造れません。そのため、下流側に建設が予定されているのです。

▷ドイツでは、鉱山跡に低レベル放射性廃棄物を既に埋設処理しましたが、放射能漏れが発覚して掘り出されました。

▷NUMOは活断層から15km以上地上で離した場所であれば、地層処分可能と説明しています。しかし、活断層は地表から地下に向けて垂直に入っている訳ではなく、数十km以上も傾斜しながら入っています。北海道胆振東部地震の辺りはNUMOの示す《科学的特性マップ》では、安全な緑色🟩が塗られているが、震度7以上もの地震があったことからも、いかにいい加減な代物かご理解頂けるでしょう。


▷地層処分するコンクリート製トンネルの総延長は短くとも200kmにも及びます。地上の数十mのトンネルでさえ十年も経てばトンネルの内壁に亀裂が入り水が滴り落ちているところを見たことが無い人の方が少ないでしょう。人間が造るものでメンテナスフリーなんてあるはずがありません。

▷世界で唯一地層処分地が決定しているフィンランドのオンカロでさえ安全性に疑問が投げかけられています。10万年という長期間となれば、氷河期も回って来ます。重い氷河に覆われれば地盤沈下と解氷による隆起が起きて、地割れや地下水の浸透等の危険性がつきまといます。

▷更に、他の諸外国の多くは核燃料サイクルから撤退しており、プルトニウムではなくウランの廃液を地層処分します。諸外国よりも安全な地盤が見つからない日本において、諸外国よりもとても危険なプルトニウムを含む廃液を地層処分しようとしている恐ろしさを想像してみてください。

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