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No.171【令和4年第2回対馬市臨時議会における《よりあい処つしま》へ国のコロナ対策交付金を原資に500万円の運営資金補助を支給する補正予算案の妥当性は🤔⁉️】

11月28日㈪に令和4年第2回対馬市臨時議会が開催されます。(一社)対馬観光物産協会が対馬市から委託を福岡市でアンテナショップやお食事処を運営している《よりあい処つしま》へ、国のコロナ対策交付金を原資に500万円の運営資金補助を支給する補正予算案が上程されています。
支給の理由として、コロナ禍の影響で業績不振、エネルギー(電気代ガス代の高騰)、仕入れ価格の高騰等をあげていますが、それは対馬市内の事業者も条件は変わらないと思われることから、公益性の濃淡が補助金支給の妥当性判断の基準となると思われます。

例えば、ウクライナ情勢の影響で燃油高騰が続く中、九州郵船㈱や㈱ORCへ燃油購入費用を補填することで、燃油サーチャージを抑制するとしたら、広く浅く受益者があり、ある程度の公共性・公益性が認められると思われます。

一方で、《よりあい処つしま》は、福岡市で対馬の物産を販売するテナントショップ及び対馬の食材を提供する事業を展開しており、公益性が全く無いとは言えないが、受益者が限られており、代替手段も充分考えられる。

また、コロナ禍でも時短協力金等公的支援を受けたことから、令和2年度は黒字決算であり、令和3年度の赤字を差し引いてもまだ黒字となる。

《よりあい処つしま》は、令和2年4月に、博多駅近くから現在の店舗へ移転しており、業績不振の原因の要因が、移転に伴うものなのか、コロナ禍によるところが大きいのか検証も必要でしょう。

ちなみに、(一財)対馬市農業振興公社の《伝承館》や《あがたの里》には、令和2年度から運営費補助は皆減されています。

とにかく、今与えられている資料からは、一民間企業に500万円もの運営資金補助を支給する妥当性を見出だせないと私は思います。

それより何より、対馬市が《よりあい処つしま》の将来像をどう描いているのか🤔⁉️それが、最も重要です。

臨時議会での説明次第では、この部分のみを削除した修正案の提出も辞さない覚悟で、準備を進めています。

11/28㈪10時に臨時議会が開会するため、今日一日しかございませんが、市民の皆様のご意見ご感想をお寄せ頂けましたら幸甚に存じます。

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