水に流せなくなった世の中

来月12日から4日間開催される『water "composition" 書×音』の展示作品を作るためにこの数ヶ月考えていたことがあります。
世の中相変わらず目まぐるしく動き、様々なニュースが次から次へと出てくるので、「そういえば、あれどうなった？」みたいなことは相変わらずあります。
そんな中でこの10年は、それまでと大分違うように思いました。
起こった出来事、個人が起こしたことが『忘れられなくなっている』ように思ったのです。つまり、『水に流しにくい世の中になった』と。
YouTubeの出現は、それまで起こったことが並列にならべられ、昔起こったことも、今のものも同じプラットフォームで見ることができます。そしてFacebookやTwitterの存在……。
今回展示する作品のひとつは、その辺りことをテーマにしています。

もう一つの作品は、音が主体の作品です。またそのうちご紹介できればと思っています。

話は変わりまして……。
僕の音楽を聴いて「癒される」とおっしゃる方が割といらっしゃいます。
自分自身は、そう聞くと癒し系を連想して、最初はムムムと思っていたわけですが（笑）、それぞれ個人から発せられる「癒される」という言葉が純粋なものだとわかってからは、悪いように受け止めなくなりました。

そもそも、『癒し』という言葉がコマーシャルに様々なところで使われ過ぎたんですよね。浸透し過ぎると、どうも言葉本来の意味よりも軽くなってしまったように思えてしまう、そんなことが『癒し』に限らずあります。

まあ、僕のアルバムへの感想でたまにあるのが、「よく寝れる、だからアルバムの三曲目で寝落ちする→結果、まだ全部聴いていない」、というようなものがありまして、それをどう受け止めていいかわからないのですが（笑）、今回はそんな自作を集めて作った『眠れるかも？メドレー』を貼らせていただきますw

BGM（睡眠用・ヒーリング）
https://youtu.be/JGkwVruA9mk