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画狂老人

先日、北斎の娘を題材にしたドラマ(原作あり)が放送されましたが、そう言えば、お栄(北斎の娘、葛飾応為)が主役の『百日紅』を何年か前に読んだと思い引っ張り出して来ました。渓斎英泉(画家)が出てくるところは同じですが、役どころは大分違います。  

渓斎英泉のベロ藍(ベルリン・ブルー、プルシアンブルー)の使い方やその作品が昔から好きで、勝手に前々から親近感を一方的に思っているのですが、実は画集は持っていません。

先日から謎の好きな食べ物の話をしそうでしない、ということをやっていましたが、それはなぜかと言いますと、HIDE×HIDE(尺八・三味線奏者による邦楽器デュオ)のファンの方から、好きな食べ物や色のことなどをブログに書いてみては、というニュアンスのご助言をいただき…、という流れなのです。

というわけで脈絡がありそうで全くないのですが、食べ物はさておき、好きな色の話をいたしますと、深い藍色、そしてそのグラデーションはなぜか昔から魅かれます。後はターコイズブルーやえんじ色あたりでしょうか。ベロ藍は北斎も沢山使っています。有名な『冨嶽三十六景』でも使われています。

葛飾北斎『冨嶽三十六景  上総の海路』

しかし、ものすごい絵の達人なのに、絵が上手くなりたい、と口癖のように言っていたらしいですが、下の羅漢など、躍動感があって今にも動き出しそうです。

杉浦日向子の原作も、ちょっと大人な感じですが、面白いです(アニメ映画になったと思いますが、そちらは見ていません)。百日紅を読んだ後、神保町を歩いていた時にちょうど古本市だったので、いくつか杉浦日向子の別の作品も購入しました(大分前ですが、まだ読めてません)。

お栄については北斎の死後、失踪したとか、いろんな話があるのですが、実際どうだったんでしょうかね(ドラマでは弟の家に身を寄せてましたが)。
宮崎あおいさんが好演してましたが、『百日紅』では、北斎から「アゴ」と呼ばれていたらしいです。顎が出ていたんですね。だから「アゴ」と呼ぶというのもすごいですが(^^;)

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