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気持ちはYES
松田聖子さんのことではなく、オノ・ヨーコさんのことです。ジョン・ケージのことを先日書いたので、フルクサス関連で少しオノ・ヨーコさんのことを。
それまでの否定ということで、様々なものに『NO』を突きつけてきた前衛アートと異なり、『YES』と肯定してみせた彼女のアートは素敵だなと思っていました。
オノ・ヨーコさんの作品に『三楽章の絵』というのがありまして、これには本当に衝撃を受けました。《絵のためのインストラクション》という作品の中の1作品です。
三楽章の絵
キャンバスに煙草で小さな穴をあけ、しめった綿を入れた袋に種を入れキャンバスの後につるし、毎日水をやる。
一楽章
キャンバスがつたにおほわれる迄.
二楽章
つたが枯れるまで
三楽章
キャンバスが燃されて灰になる迄.
楽章の終わりごとに写真をとっておく.
《三楽章の絵》、1962年
(楽譜バージョン)
いわゆる指示書なのですが、確かどこかの展覧会で、実際にその指示どおりにキャンバスが飾ってあったか、それを撮った写真が展示されていたと思うのですが(もはや、記憶が曖昧…)、これは美しい音楽だなと思ったのをよく覚えています。
音を楽器で鳴らせば音楽、というわけでもなく、『音楽的な時間』というのは、例えば優れた詩にも感じることがあります(といって、そんなに知らないですが…)。
どんな音楽よりも静寂に心を癒されるということも多々僕はあります。
この感じは、有名な『グレープフルーツ』で結実します。
「地球が回る音を聴きなさい」だなんて、とても素敵だと思いませんか?
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(音源配信)企画アルバム『水曜日のピアノフォルテVol. 1』
(CD)2nd Album『Piano+』
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