振替休日

振替として思わぬ休日をもらった。単に確認しそびれていただけで初めから今月のシフトに組み込まれていたのだが、まるで忘れていたバッグのポケットにへそくりを見つけた気分がして愉快だった。
　とはいえ、半日は家事に消え、もう半日は音楽を聴いたりYoutubeを眺めたりしているうちに去った。

　家事といっても大したことはしていない。
　朝食のための炊飯一回、お掃除ロボットへの指示出し一回、頼み事の電話を一本、放置していた宅配ボックスからの荷物の引き上げ、牛乳と夕食用の絹ごし豆腐の仕入れ、昨日から置きっぱなしにしていた洗濯物の片付けとこなしたら、もう自分のすべきことは全てし終えたような充実感を感じた。
　3時になったら、ドトールにアイスココアでも飲みに出かけようかと思っていたが、どうせ明日も仕事に出かけるのだからと考えたら、腰が重くなってやめた。

　あとは、ラジオでも聴きながらビールを飲んで寝る。