【キネマ救急箱#19.5】ホワット・イフ…?vol.2〜皆様、ドクスト2公開までディズニープラスで楽しみましょう〜
こんにちは。
ニク・ジャガスです。
いよいよ、MCU初のダークヒーロー『ムーンナイト』がディズニープラスで配信スタートしましたね。
もちろん開始日からオンタイムで1話ずつチェックしています。
予告編では、いつものMCUならではの軽妙さが見られず、ダークヒーローというだけあって重ためなストーリーになるのかと心配してましたが無用でした。
もう2度とMARVEL STUDIO作品の出来を疑わないと心に決めました。
個人的には悪役でイーサン・ホークが出演していることに興奮度MAXです。
話が逸れまくってスミマセン。
5月公開の『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』に安心して合流できるよう、出演が噂されているキャプテン・カーターの物語を含むMCU初のアニメシリーズ『ホワット・イフ…?』をチマチマと見進めています。
全9話のうち、初めの3話分を1ヶ月ほど前に記事にしました。
勿体ぶって続きを見られてませんでしたが、第6話まで視聴したので本記事にてご紹介できればと思います。
『ホワット・イフ…?』とは
前記事と重複しますが、改めて『ホワット・イフ…?』とは何か、ご紹介です。
『ホワット・イフ…?』とは、マーベルスタジオ製作では初となる、公式アニメシリーズ。
MCU14年間の作品において、「もし、あの時違う選択をしていたら…?」という仮定を元に、別の時間軸で1話完結型のストーリーが展開される内容になっています。
各話に共通するキャラクターとして、“ウォッチャー“が登場。
彼は本作の案内人であり、それぞれの時間軸を文字通り監視しながら、ストーリーテラーの役割を果たします。
そして何と言っても、実写版の役者がそのままキャラクターの声を担当していることが多い!
今は亡きブラックパンサーことティ・チャラ役のチャドウィック・ボーズマンの気品ある声が聞けるのは、MCUファンとしては本当に嬉しいことです。
前回よりもさらに「絶望感」が加速
MCU作品のカタルシスって、凄まじいですよね。
あらゆる能力を持った魅力的なヒーローが集結して、力を合わせて敵を倒していく。
挫ける事もあるけど必ず正義が勝つんだ、ちびっ子たちよ。byキャップあたり
「あんさん、現実そんなに上手くはいかんよ?」
そうした一石を投じてくるのが、この『ホワット・イフ…?』です。
困難に打ち勝つヒーローが世界を救うのが相場なはずなのに、3話とも絶妙な鬱エンド。
MARVELには「主軸バースではできないから、残りのバース全部鬱にしたろwww」と目論むプロデューサーでもいるのでしょうか。
アニメという小さい子供も取っ付きやすい表現方法でありながら、中身はかなりグロく残忍で大人ちっくな気がします。
ですが、そこは流石のMARVEL STUDIO。
30分とは思えない物語の厚みとスピーディーな展開に、あっという間に虜になってしまいますよ。
第4話「もしも…ドクター・ストレンジが手の代わりに恋人を失ったら?」
もしも、ドクター・ストレンジが交通事故の代償として自らの手ではなく、恋人のクリスティーンだったら?という話です。
物語の基本軸は『ドクター・ストレンジ』に沿って展開されています。
映画版とは正反対で、アニメは救いようのない終わり方で締め括られており、30分見守った視聴者はかなりエネルギーを消費する話です。
ですが、このエピソードは5月のドクスト2を見る前に、是非チェックされることをお勧めします。
恋人を生き返らせたいがあまり、闇の魔術に手を染めるストレンジ。
禁断の術を体得するために、謎の“タコ”のような怪物と対峙する場面があるのですが、最新ポスターでも“タコ”っぽい一つ目の怪物が描かれているんです。
ドクスト原作に出てくる悪役シュマゴラスなのでは…?と囁かれているようです。
どうでもいいですが、色的にめっちゃ茹で上げられてそうですよね。
第5話「もしも…ゾンビが出たら?」
もしも、MCUの世界でゾンビの疫病が蔓延したら?というお話です。
こちらのエピソード、もはや別スタジオ製作のオマージュ作品なのではと思うほどにMCUで築き上げたものが崩壊しています。笑
物語の基本軸は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に沿って展開されています。
また、私は読んだことないのですが『マーベル・ゾンビーズ』という原作シリーズがあって、ゲーム化などもされているようです。
我々の大好きな初代アベンジャーズは全滅、そして元々の能力が高いから無駄に強いゾンビが出来上がっているのが面白い。
かろうじて残った人間組キャラクターの選抜がまた絶妙です。
その中の1人スコット・ラング(アントマン)が、とにかく明るい。笑
メンバーで空中に逃げる際「ウィンガーディアムレヴィオーサ!」とハリポタ要素を突っ込んでくるセンスはさすが。
※ただ、字幕では『浮遊せよ!』と訳されてました。そうとしか言えないですもんね。笑
そして最後、人類存続のための僅かな希望が見えてきた矢先、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を見た方なら誰しもが「それじゃダメじゃん…」と絶望感を抱く描写がされて終わります。
普段からゾンビ映画を好む方であれば、かのMCUにクオリティの高いゾンビ要素が入った物語になっているので是非ご覧ください。
第6話「もしも…キルモンガーがトニー・スタークを救ったら?」
もしも、トニー・スタークが拉致される危機をキルモンガーが救っていたら?というお話です。
物語の基本軸は『アイアンマン』と『ブラックパンサー』です。
キルモンガーは言わずもがな、ブラックパンサーであるティ・チャラの従兄弟ですね。
壮絶な生い立ちを背負っており、ワカンダ王族に強い怨念を持っています。
トニー・スタークの暗殺計画を耳にして、ある打算からキルモンガーは危機一髪でトニーを救い出します。
トニーが拉致監禁されなかったせいで、あの偉大なアイアンマンが世に生まれないわけです。
個別でヒーロー活動をしているブラックパンサー、米軍に従事するローディなどお馴染みの強い面々が揃いますが、実写なら絶対負けない彼らが死ぬわ死ぬわ。
悪役が勝つ世界は、こんなにも理不尽なのかと思い知らされるエピソードでした。
今回の3作の中では唯一、僅かな望みが描かれて終わります。
残りの3話も5月のドクスト2公開までには視聴を終わらせる予定です。
2022年もMARVELがアツいですね。
是非、MCUファンの皆さんと一緒に盛り上がる年にしたいです!
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊
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