うぇかぴぽ

小説を書きたい。練習台になってもらいます。

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最近の記事

ポニーテール ろうそく スローテンポ まあこんな僕にも彼女がいた頃なんていうのもありまして。もうずいぶん前なんですけどね。当時はまだまだオンナってもんを知らなかったんで、誕生日プレゼントにね、何をあげればいいか思いつかんわけですわ。アクセサリーは1年目にネックレスをあげちゃってまして。指輪は僕にとってはちょっと重たいしブレスレットはつけない人だったんですね。で、当時からネット依存症の僕は当然ネットにヘルプを求めるわけです。そうするとアロマキャンドルをおすすめされてたんですね

    • 前略 22光年前のきみへ

      どんでん返し 親子丼 お気に入り ぐつっ ぐつっ ぐつっ ぐつっ 気泡が大きくなるにつれてあたりにやわらかい出汁の香りが広がる。刻一刻と変化する卵のかたまり具合のチェックに余念がない僕。 そろそろ頃合いかなと見定め、あらかじめ炊き立ての米を盛っておいた丼を引き寄せ、大きなお玉ですくえるだけすくった卵とじの鶏肉と玉ねぎをがっつりと米の上によそう。そのままお玉を真ん中に押し当て窪みを作る。新たに卵を割り白身と黄身を分け黄身だけをその窪みに落とし込むと、数十回は作ってきたお手製親

      • 決心して仏信仰の道にはいること。転じて、ある事を成しとげようと決心すること。

        一念発起 進行方向 抱き枕 「抱き枕みたいだねあのとき言われてさ、なんてデリカシーのない人なんだろうって心底呆れたんだよね、私。確かに柔らかくて気持ちよかったかも知れないよ、あの時の私。でもね、そういうのって言っちゃ駄目なんだと思うんだ。褒め言葉だと思ってるの? そんな言葉で済むことじゃないの。あの時私がどんな気持ちだったか一度想像でいいから言ってみて。 それだけ?そんな単純なわけないじゃん。そりゃあ悲しくはあったよ。そんなに太ってるって思ってなかったし。気持ちよかったならそ

        • 飾り棚で微笑むショートカットのきみ

          都市伝説 お届け物 オリジナル 架空の都市伝説で世間をだまして(あざけって?)みませんか、という出版社の悪巧みに思わずイエスと答えてしまった天邪鬼な私は因果応報、パソコンの前で腕を組み首をかしげていた。 受けてしまったものは仕方ないのでやるしかない(二重?)のだが、近年の都市伝説ブームでだいたいのモノにはすでに伝説があり、むしろ一人歩きしているモノ(ものものうるさい)ばかりだ。 街行く高校生カップルをみて第二ボタンをキーワードに考えてみたらそのものずばりの都市伝説がネット検

          既製品ココア

          ホットココア グリム童話 ギフトカード 甘ったるい匂いが海馬の奥を捻ってくる。 折り返し地点を過ぎたおっさんがホイップたっぷりのココアを前に感傷に浸る。 あんた、そろそろ働きんね。 ココアを片手にばばあに言われて十数年。これは俺の人生の回顧と後悔のレポートだ。 一番古いココアの記憶は幼少期に遡る。まだ小学校にも上がってなかった私は牛乳とは違った甘さのこの飲み物の虜になった。 確か6歳の誕生日だったと思う。街に出かけ、いつもとは違うよそ行きのお出かけにワクワクしながら、途中

          既製品ココア

          投げ銭(短編)

          キャンプファイヤー 近所迷惑 ストーリーテラー 私の職業ですか。 ストーリテラーなどと自称していますがね。 まあいわゆる漫談師ってところでしょうか。 講演会なんていう立派なもんじゃありませんがね。 私の話を楽しく聞いてくださる方がいらっしゃるところへお話をしに行ってね、それで対価を受け取って生活していますよ。 ええ、まあそりゃあ裕福じゃあ決してありませんがね、人並みの生活はできていますよ。 依頼がですねえ、これがまたちょくちょくあるんですよ。 わかりやすいのは夏場ですねえ。

          投げ銭(短編)

          パー3(短編)

          渋滞 ホールインワン ハンバーガー あの野郎、まさか本気でハンバーガーで済ませる気か 帰り道、下りの高速道路。 ゴルフの帰りはいつもこの道だが、あいにく今日は渋滞につかまってしまった。 止まった車の中、サービスエリアで渡されたハンバーガーセットを頬張りながら忌々しく口にした。 新卒で入社してはや30年余り。営業一筋でやってきてようやくお勤めの終わりも見えてきたこの頃。いよいよ私も接待される側になった。 それがなぜ今こんな渋滞につかまり、こんなハンバーガーなどという低俗なもの

          神の声を聞け(短編)

          練習ワード: 貧乏神 嘘八百 逃避行 ほな、お世話になります 父が倒れた日、突如現れたおじさんの第一声である。 驚いて声も出ない僕と母を尻目に我が物顔でリビングを占領するおじさん。 先に言うとくけど、わし、こう見えて神様やからあんま邪険にしたら痛い目見るで。 母はその言葉を聞いてとりあえずお茶を出した。そして尋ねた。 あの、主人は、大丈夫でしょうか。 混乱の中、父の心配をした母を当時の僕は驚きと尊敬の眼差しで見つめていた。 ん、わしそっちは担当ちゃうんや やけどわしが来たっ

          神の声を聞け(短編)

          PCで書いて投稿してみた やはりある程度のまとまりのある文章を書くにはPCの方が書きやすいなあ、などと。

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          この感情に名前をつけてほしい

          mixiに始まり、Twitter、FB、SNSは一通りやった Twitterは今でもツイートしている 一方mixi、FBは退会した 今日は見る専で残しているインスタのお話 中年のおっさんである インスタで見るのはかわいくてスタイルがいい人に決まってる インスタは自分の性癖と相性抜群である 私 素人モノが好きである インスタはその点 圧倒的ケミストリーがある そこそこかわいい子が承認欲求丸出しでこれでもかってπアピしてくるのだから たまんねえ とはいえある

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