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「悟りとかもういいよ」からの大逆転 307
先日こちらの動画にYouTubeで出会った。
MOTOKOさんの動画はよく見ていてとても好きだし、井出さんもyujiさんと一緒に毎週土曜日に「ホニャララライブ」に出演されていたり、MOTOKOさんと一緒にインドへパンチャカルマに行ってらした時のライブとtweetがツボだったりと勝手にこちらとしては馴染みのある楽しそうな画面に思えた。
ところが…題名に「ブッダ」の文字。
「あぁ…悟りとかそういうの、今はいいよ…」
なんて自分の中にモヤモヤがドッと広がり、最初の数回は(YouTubeがオススメして画面に出してくれる)スルーしていた。
悟ればなんとかなるんじゃないか…
悟れば人生楽勝なんじゃないか…
そういうノリというか雰囲気を乗せた会話にどうも「うん」と頷けない自分がずっといる。
頷けないというより「…何言ってんだ」みたいな「虚」とも「怒」とも言えないモワッとした状態。
こうして毎日文章を綴るようになってなおのこと、
体を持って生きていく=体を動かして生きていく時に起きる「気づき」と「悟り」はどう違うの?
「気づき」が重なって、自分の足場が変わる=俯瞰して見ることができるようになるってことは「悟り」と同じゾーンのことを言っているのでは?
こんなことを思うたび、どんどん「悟り」というワードがチラつく世界から足が遠のくようになっていた。
わかったつもりになって「聞いても仕方ない」って言っているんじゃない。
自分の中で答えがはっきりしていない今、触りたくないなと感じたのだ。
感じていたのに…
ご飯を作りながらふと「あ、あの動画流してみよ…」なんて思うんだから、自分の「ちょっと距離を…」みたいな感情なんて、ホントあてにならないもんだ。
で、最初はゲストの佐野直樹さんの経歴が話されていた。
「人生に詰まってインドへ…」うん、スピ界隈では定番だ…
「美容師さんから自己啓発へ…」なるほど、ジャンルも色々だよね…
すると、佐野さんが「グルが…」と言い出した!
「来たグル…」
崇めた人の言うことが全て!みたいになるの、もういいよ…
いや、もう天辺とかピラミッドとか…
なんて頭の中であーでもこーでも言い出す自分の反応に自分自身が
「完全に思い込みの囚われ人間じゃないの…哀れだな…うるさいなこの反応」
なんてバカバカしくなり
「もう、いいよ。悟りでも解脱でも、幽体離脱でもなんでもいいよ!」
なんて、よくわからない勢いでスイッチを切り替え、普通に聞き始めた。
そんでもって、聞き出したら料理しながらというか、ながらで聞く話じゃないなとわかり、時間を改めてしっかり聞いたw
書いていて思うけど…まぁ、わたし、めんどくさい人だな、ホント。
で、中盤を過ぎた頃に佐野さんが「期待」と「感謝」について説明をしていらしたのだけど…これが、とても良かった。
「期待」って、人生でたった一つ「これ」と正解を決め「これ」になったら喜ぶよって言っていることだ、と。
逆に言えば「これ」以外じゃないことには怒っちゃうよ!って言ってるのと同じこと、と。
だから手放すといい。
それだけが答えじゃない、と。
なるほど「これがいい!」って胸はって「選ぶこと」がいいこと、自分があること!みたいな流れがあるけれど、それとごっちゃになってること多いよね…。
「こうであってほしい!」はコントロールや決めつけが入ってるということは耳にしたことがあったけれど、自分でストライクゾーンを「狭めている」ということをしっかり理解できたのはとてもよかった。
そして「感謝」。
「感謝」っていうのは「繋がりを理解すること」だという。
例えばハンバーガー。
パンを作ってくれた人がいて、野菜を作ってくれた人がいる。
それを運んでくれた人がいて…その繋がりで今ハンバーガーを口に運べている。
このことを「理解すること」が「感謝」すること。
小さい子が人から何かもらった時に親御さんが
「こんな時はなんて言うの?」
なんて言うのを耳にすることは珍しいことじゃないし、なんなら教えている、しつけしているからいいこと、みたいな見方がほとんどだと思う。
「誰のおかげで〇〇できてると思ってるの!」なんて言われたら、感謝の前に
「恩着せがましいなー」なんて反発するのもよくわかる。
でも「感謝」の内訳って「ありがとう」って「言う」ことじゃない。
なんでもかんでもとりあえず「言っておく」こと、が安全なんじゃない。
その前に「理解すること」。
分かって、自然に口から出たら最高、だよね。
この言葉の内訳が聞けたことは、とてもとても心が軽くなる出来事だった。
なんかズレてんだよね…
なんか伝わり切らないんだよね…
なんか…
の「なんか」はこんな感じのものがとても多いんだろうなーなんて思いながら
佐野さんの本をポチったわたしだった。
「悟りとかもういいよ…」なんて言ってたクセに…。
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