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話し方上達のため

1年の四半期ごとに訪れる、人前でのスピーチが目下の悩みだ。「聞き手の反応を見ながら、話し方を工夫する」と教則本には書かれている。いざ実践してみると、なかなかもって難しい。
出番の前には、心臓のばくばく音までマイクに拾われるのではないかと不安になる。強調したい大切な部分を大きな声で説明しようとすると、声が裏返る。まさにアドレナリン全開の臨戦態勢だ。
視線を聴衆に向けて語りかけた後、原稿に目を落とすと一瞬ピントが合わない。いよいよ年をとった。次の瞬間、説明していた箇所を見失い、同じところを繰り返し話す失態もした。
今は便利な世の中で、会議録をその日のうちに動画サイトで確認できる。反省会と称し自分の姿を動画でチェックする時が恥ずかしくもあり、復習できる貴重な時間でもある。視線、声の抑揚など魅力的な話し方にはまだまだ程遠い。
話し方上達のため何度でも繰り返し自身の姿を省み、地道な努力を重ねてゆこう。

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