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Re:Quiemについて 〈はじめに〉


痛みを癒すとは・・・・



心の痛みを癒すとは?


心の奥深くまで傷ついた痛み・・・

それを癒すのはなかなか難しいこと




長い時間をかけながら

自分で向き合いながら

自分に栄養を与えながら

痛みに耐えながら

逃げ出したい思いに耐えながら


そうやって少しずつ痛みを癒していくしかない



言葉だけでは無力なわけで

それでも言葉を頼りに

痛みが薄れる言葉を求めて

道を探す・・・




どうして痛みがあるのか

なにが痛がっているのか

それとも「いつ?」の痛みなのか


深い・・・深い心の奥へ

痛みの源を求める





見つけた痛みは

保護を求め 癒しを求め 自由を求めている



そんな痛みを解き放つとき

痛みは火となり 水となりあふれ出る

火は怒り

水は悲しみ

それがやがて風となり 空に溶けてゆくとき

痛みが薄れるのでしょう





痛みを癒す

その「想い」に寄り添う


音が寄り添い

声が寄り添い

香りが寄り添い

温もりが寄り添い

気持ちが寄り添い

感覚が寄り添い

言葉が寄り添う


癒しを魂にまで届けるために 魂へ寄り添う

でも

魂が寄り添う前に 心が寄り添い

心が寄り添う前に 体が寄り添う



体が寄り添うことを忘れた想いは

温もりを忘れてしまう


寄り添い温め合うものがなければ

冷めないように 壁をつくる


寄り添わないから 壁しか見えない

だから

自分の壁しか見てもらえない


高く築いた壁を『素敵ね』と褒め合って

冷たい壁の内側でひとり


自らの「想い」の壁にはばまれて

温もりが伝わらない


Re:Quiem

そんな【想いの壁】へ送るレクイエム(葬送詩)となることを願って書いたものです


温もりを知ることが出来るのは 「感覚」だけであるから

「感覚」からでしか【想いの壁】は壊れない


ここ(マガジン)で綴られた小さな物語たちは、人の「想い」の中の、ほんのひと時の「想い」の物語です。

色彩のタイトルがついた五つの物語と

乙女たちの小さな小さな八つの「想い」の瞬間の物語たち


これを書いたのはおよそ7~8年前で、自分のセラピーである【癒奏術】を完成させた頃のものです。

セラピーを完成させる段階で出会った様々な人たちに「寄り添った」時に書いていったものであります。


これらの物語が少しでも心に寄り添い、想いの壁を越えて届いてくれることを願っています。




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だれもが持っている心の中の「想いの壁」を見つけて、それを壊して新たに進むため、小さな小さな『想いの物語』を綴りました。

頭の中の幻実の世界から現実世界へ回帰する瞬間 それは「想いの壁」から抜け出した瞬間 日常の中の心の「気付き」の瞬間を、小さな物語たちで綴っ…

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