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陰陽五行に見る岩戸閉め


とりあえずここでは大まかな概要だけを書く。


現在、一般的に語られる陰陽五行は、およそ2000年以上も前から伝えられるものである。

それを現在の日本の神話に当てはめたものが下記の図である。
簡単に示しただけであるが、ここに様々なものが当てはまり、だがすべてをここに記すことはややこしくなるので簡単なものだけ記した。

これは伊邪那岐命と伊邪那美命の役割と、神話の中にある木花咲耶姫の出産物語が描かれている。
それらは以前に書いた「陰陽五行とチャクラ」の記事に詳しく書いているのでここでは省略する。

ただ単に「陰陽五行」という一般的なものを絵的に捉えてもらえばいい。


そいて、この陰陽五行を立体的に捉え、さらには現在の五行の神々そのままを転写したものが下記の「天地日月五龍生克図」である。



ここで現れる「伊豆能売神」である五柱の神が
天地(土)・市杵島姫命
木・田心(タキリ)姫
火・木花咲耶姫
金・乙姫
水・湍津(タキツ)姫
となる。

さらに、現神話の神だけではなく「フトマニ」の神々もここには存在する。
それは「かつての」伊豆能売の神であったのだろう。

そしてこれが本来の「五元神」の在り方であり、「理(ことわり)」そのままの在り方である。

これは「一霊四魂」という在り方そのままである。

だが、これが「歪んだ」ために起こったのが『岩戸閉め』である。
上記の図は「地上で起こった(地上に映った)」変化であり、それは天界で起こったことの示現である。

天界の動きは以下の通りである。

天界の方位は南北だけである。
つまりは「直霊」が『北』であり、それ以外は『南』となる。

平面上で見る変化と、立体で見る変化では大きく変わる。

そして、その変化の先に現在の「陰陽五行のカタチ」があるわけである。


きっちりと『真ん中』が抜け落ちてしまっている「在り方」となっているのがわかるだろう。

つまり⦿(日月)であったものから・(日)を排除し、真ん中の無い〇(月)へと変わった。
だが「五元」であることはそのままに・・・・

これが・(軸)のない岩戸閉め以降の現在の世界の姿である。


自分の手足を見れば「指」は5本あるだろう。
だが、そこには「在り方」というものがある。
5本指の要となるのは親指。
しかし、現在の陰陽五行の「五元神」には「親指」がない。
つまりは・(軸)となる「要(かなめ)」が無いのである。
それはいわば「在り方が間違っている」状態に他ならない。



三次元で起こっていることは五次元の現われ
五次元は七次元の現われ
七次元は九次元の現われ

神話の物語が「どの次元の」物語なのか・・・
それは平面上には記されない。
だから立体、立立体で見た時には「別の姿」が現れる。

次元の違う物語を同じ平面上に展開しても迷走するだけである。
さらに言うなら、常に繁栄弥栄しており、けっして「固定」してはいない。


九次元で起こった些細なことも、三次元では大きな流れとなる。
それは三次元が「時間に支配」されているためでもある。
時間という「細長い」反物のような織物に表現するため・・・といったところだ。

その長い反物を縫い合わせて初めて上の次元の現象そのものが表現されているわけである。

時間とは「呼吸」であり、「呼吸」には「呼気の極み」と「吸気の極み」が存在する。
反物の両端ということだ。
そんな反物も小さく短いものから大きく長いものまであり、それら幾重もの反物を合わせて一つの絵巻となる。


今は呼吸の極みの時

次の新しい反物がおられゆく境である。


さあ、新しい在り方は如何様なものであるか?




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