4/27 競争力CA議事録-ジェンダーレストイレ導入について-

みなさんこんにちは!今回の記事は4/27 日に行われたCAについてです。

テーマ

今回のテーマは

ジェンダーレストイレ導入の是非

についてです。立論者は賛成の立場、参加者は反対の立場で議論を進めました。
前提として地域は日本のみとし、男女トイレと同様の扱いや規模感のものと特定します。


議事録


今回特に注目された議題はプライバシー保護の観点及びスティグマ化についてです。

プライバシー保護の観点について

まず初めに立論者が予想した反論及び論点において本当にトランスジェンダーの人のみが利用するとは限らない、それに伴う犯罪増加の危険性が挙げられました。その対策として事前に診断書などを提出する、警備員の配置などのアプローチが考えられていました。
しかし、日本では医師による性自認の診断書を受けるハードルが高く、性自認をしたことにより仕事などに支障が出るなどの影響が考えられました。また、警備員などを雇用するコストやプライバシー問題(警備員にバレる?)が出たので防犯対策の面ではデジタル化を進めることに落ち着きました。

スティグマ化

 また今回の議論の中で特徴的だった論点はトランスジェンダーのスティグマ化です。トランスジェンダーである人々にとってジェンダーレストイレが設置されることは選択肢を増やす良い機会であると言えます。しかしそれは自身がトランスジェンダーだということを主張することにもつながるのです。
 議論の中ではジェンダーレストイレを利用する際、利用者は入るところや並んでいる最中を見られることにより世間からは「この人はトランスジェンダーだ」という偏見を持たれることになる。
それはトランスジェンダーの人々がスティグマの標的にされることを助長するのではないかなどの声も出ました。


まとめ

今回の議論ではプライバシー保護やスティグマ化の観点のみならず様々な議論がなされ、解決策として小・中規模の多目的トイレや誰でも使える個室トイレを増やせばプライバシーやスティグマ化の問題は防げるのではないかなどの意見も出ました。
上久保先生は全ての人が尊重されるべきであり需要が少しでもあれば取り組まなければいけないと述べられています。国際的に見ればオールジェンダーレストイレを採用している国もありますが日本ではスティグマ化などの懸念が残るため浸透するには時間が必要だと考えられます。
今回の記事はこれで終わりです。ここまで読んでくださってありがとうございました。

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