ISO規格解説 品質目標及びそれを達成するための計画策定 6.2.1b

ISO行政書士の若月です。

我が家の近所にいちご大福屋さんがあり、そこでいちごジャムを購入しました。
甘くてフレッシュ。それに無添加。値段はちょっと高いけど、大満足の一品です。
ヨーグルトに入れて美味しく頂いてます。

本日も参りましょう。

6.2 品質目標及びそれを達成するための計画策定

6.2.1 組織は,品質マネジメントシステムに必要な,関連する機能,階層及びプロセスにおいて,品質目標を確立しなければならない。

品質目標は,次の事項を満たさなければならない。
a) 品質方針と整合している。
b) 測定可能である。
c) 適用される要求事項を考慮に入れる。
d) 製品及びサービスの適合,並びに顧客満足の向上に関連している。
e) 監視する。
f)伝達する。
g) 必要に応じて,更新する。

組織は,品質目標に関する文書化した情報を維持しなければならない。

前回の投稿でaのみ解説しましたが、やはり切れが悪いと感じたので、全体をやり直しさせていただきます。

ISOの取り組みにおいて「方針」「計画」「目標」はワンセットです。
それぞれが相関性を持っている必要があります。

こういった話はISOをぬきにしても基礎となるような考え方ですよね。

顧客満足の向上や、ISOの要求事項を守ることも前提となるようなお話でしょう。

つまりは、ISOを意識しすぎずに、品質に関する目標を、まずは作ってもらえればと思います。

目標を作った上で、改めて意識してもらう点としては
b測定可能であること
これは数値化を意味します。
「頑張る」とか、「クオリティを追求し続ける」など、そういった表現のみになってしまうことは避けましょう。
監視、伝達、更新については、これまでの規定でも触れてきました。
定例会議などで、目標の進捗把握をする場を設けてください。

そして文書化。
ISOの審査は基本的にサンプリングで行うので、書類を確認して成否の判断を下します。
ちゃんと取り組んでいたとしても、書類がなければ不適合になってしまうので注意してください。

ふとした時に振り返られる状況を作っておくのは大切なことです。
残した文書は知恵であり、組織の財産となります。
少しの手間を惜しまず、コツコツと文書をためていってください。

今日も僕の勉強にお付き合いいただきありがとうございました。

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