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ABA(応用行動分析)の考え方

正の行動が現れた時は、ほめられると正の行動が強化される。
ABA(応用行動分析)の考え方である。

行動の後に「いいこと」があると、その行動は繰り返されやすい。行動の後に「いいこと」がなかったり、「いやなこと」があると、その行動は繰り返されにくい。 (中略)
行動の変化をもたらす一番大切な働きは「強化」です。行動の直後に、その人にとって「いいこと」、つまり好みの物や活動が得られると、以後、その行動は強まったり増加したりします。これが「好子獲得による強化」で、このように行動を増やす作用のある物や活動のことを「好子(こうし)」といいます。
行動+いいこと(ほうび)→行動の増加
(中略)
行動の変化をもたらす2つめの大切な働きは、「消去」です。これまで強化されていた行動の直後に、その人にとって「ほうび」となるような「いいこと」が何も起こらな句なれば、以後、その行動は少しずつ現象していきます。この働きを「消去」といいます。行動+ほうびなし→行動の現象

自閉症の子どものための ABA 基本プログラム2家庭で無理なく楽しくできるコミュニケーション課題30/井上雅彦編著・藤坂龍司著/学研/21〜23 ページより引用

つまり「教えてほめる」ということである。


向山洋一先生の示された「教えてほめる」という考え方は、
ABA(応用行動分析)の観点から見ても
子どもの良い行動を強化する素晴らしい指導法であることがわかる。


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