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✈︎ 冬の雑詠(隙間風、風花、春隣、竈猫、蝋梅)


眉寄せて茶渋磨けり隙間風

隙間風/三冬(天文)

風花へ舞へる体操着の手手手

風花/晩冬(天文)

春隣オクターブほど高く鳥

春隣/晩冬(時候)

印鑑のいまだ出てこず竈猫

竈猫/三冬(動物)

蝋梅や書架に見つけし芭蕉集

蝋梅/晩冬(植物)

◆◆◆

大変!大好きな冬が終わってしまう!焦っています。もう少し冬の季語でいろいろ詠みたかったので、あと数日がんばってみるつもりです。


一句目。茶渋を必死で取りながら思いついた句。

二句目。
体育の授業中に風花が降ってきて、姪もクラスメイトも大はしゃぎだったと、浜松に住む妹から聞いて。

三句目。
三日前から、晴れて気温が上がっています。それまでは、おそらく家の窓を閉め切っていたこともあってカナダグースの鳴く声しか耳に入らなかったのですが、この日聴こえた鳥の声はとても高くて歌っているようでした。

四句目。
義母が、ずっと触っていなかった口座の印鑑が見つからないと、2ヶ月前から探しているそう。窓口に何度か持って行ったけれど、「これも違いますねぇ」と。

五句目。
地元の大学図書館はアジアコーナーが充実していて、日本語書籍もたくさん。夫が読みたいという「おくのほそ道」を探したら、棚の一番上の方に「松尾芭蕉集」を発見して、喜んで借りて帰ってきました。夫は小学生の時に奥の細道を読んで面白かったというのですけど、本当なの?芭蕉集、私も読んでみようと思っています。


いつもありがとうございます。
よろしくお願いします!