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✈︎春の雑詠 4/18 〜春疾風、海棠、囀り、木の芽晴〜


春疾風すゑひろに雲迫りけり

(春疾風/三春)

海棠や前撮りに髪結ひあげて

(海棠/晩春)

白みゆく朝囀りを見つけたり

囀りや婚姻に疑義抱く娘ら

(囀り/三春)

命日の朝満目まんもくの木の芽晴

(木の芽晴/三春)

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先週からポツポツ詠んでいたものを、まとめて投稿です。

一句目、先週末に天気が崩れた、その前日の雲を見て詠みました。下の写真の雲の様子を詠んだつもりですが、難しいです。

(ベランダから見えた雲)

二句目。
先週近所で見かけた花を調べたところ、たぶん「海棠」の類ではないかと。
玄宗皇帝が、ほろ酔いの楊貴妃を海棠にたとえたときごさいに載っていました。
蕾は赤みが強く、開いていくにつれて白っぽくなるようです。妖艶な(?)ほろ酔いの楊貴妃というよりは、私には、こぼれ落ちそうな可憐さという印象が残りました。
「前撮り」は結婚式の前に撮る写真のつもり、でも成人式でも「前撮り」と言うようなので、さて伝わるでしょうか。

三句目。
囀りが聴こえても、どこに鳥がいるのか見つけられないことが多いです。鳴いている鳥の姿を発見できると、嬉しくなります。

四句目。
二物衝撃のつもりです。が、季語が立っているかどうか、微妙な気がします。
うちの娘や仲良しの女子たち、今の日本の婚姻制度に疑問を感じる部分があるのだとか。

五句目。
父の命日の朝に詠みました。

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どれか一つでもご感想やアドバイスなど頂けたら、とても嬉しいです。
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