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✈︎型その1⑦ (寒弾、雪吊)


寒弾や再開発の渋谷駅

(寒弾かんびき/晩冬)


雪吊や墓決めかねて丸二年

(雪吊/晩冬)

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基本の型その1、まずは今日で終わりです。
これからもたくさん読んで、詠んで、学んでいきたいです。

一句目。
先日までの東京滞在中の最初の二日間、渋谷駅の線路切替工事のために山手線が一部運休となりました。大勢の作業員の方々の様子をチラッとニュースで見て、限られた時間の中、ものすごい緊張感の中でやっているのではないかと想像しました。
昔々学生の頃、渋谷の近くで1年間だけお琴を習っていた思い出から、「寒弾」と合わせてみました。

二句目。
雪吊に再挑戦です。
三年前の冬に亡くなった母方の叔母のお墓をどこにしようか、いとこ達がずっと悩んでいます。すでに他界している叔父のお墓は旭川にあるけれど、あまりに遠くて、これを機に本州に移したいと。良いお寺と御縁があって一度ほぼ決めかけたものの、やはりそこも遠くてお参りに行きにくいと、今また振り出しに戻ってしまったようです。

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トップの画像は、HamaHouseさんのイラストをお借りしました。

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どうぞよろしくお願いします。