見出し画像

✈︎夏の雑詠 2023/7/9(その2) どくだみ、初蛍、冷奴、金魚玉、と推敲(夏の雲)


デイケアの友へ陰干しのどくだみ

どくだみ/仲夏

からうじて二匹親父と初蛍

初蛍/仲夏

舶来の青き小鉢ぞ冷奴

冷奴/三夏

金魚玉友はアメリカ留学へ

金魚玉/三夏

 

推敲(三度目):


昨日の句:おほきなる野の濃淡よ夏の雲

→ 夏雲や野に濃淡の大胆に


◆◆◆◆◆

最初の二句は先月日本で詠んだもので、仲夏の季語です💦

一句目は、義母の家での実景。数ヶ月前から週一でデイケアに行くようになった義母。あまり楽しくはなさそう。
でもデイケアでいつも会う人に、自分の家にどくだみが咲いていると話したら、ぜひ欲しいと言われたと。その人にあげるために干しているんよと、ちょこっとだけ楽しそうに見えて、ちょこっと安心しました。

二句目は、妹が私に会いに上京してくれた日の、留守番の旦那さんと小学生の姪の話。妹一家はこの春に地方に引っ越したところで、「夜は初めて蛍を見に行く」と張り切っていたそう。かなり粘って、二匹の蛍に会えたそう。

三句目は、トップ画の小鉢と冷奴の句です。舶来の器に負けない、堂々としている冷奴の様子を詠んだつもりです。切れ字の「ぞ」をここに入れると、小鉢の方が主役になってしまいますか?

四句目。
先週、朝の連ドラ「らんまん」の中で、主人公のところへ、アメリカへ留学することを親友が報告にくる場面がありました。会話をしていた先の露店に並んで掛かっていたのは、あー、金魚玉だぁ!と。そこに反応できたのは、俳句をやっているお蔭です。
実生活では金魚玉は一度も見たことがないので、嬉しくなりました。

推敲。
三度目の正直なるか…。景が浮かびますか?


◆◆◆

いつも本当にありがとうございます!
よろしくお願いします。