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季語:花苺、と、推敲(花筏、忘れ霜)


ランドセルふたつ止まりて花苺

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小学3年生の初めまで通った小学校の通学路に、野いちごが生えていました。おそらく草苺。白い花を見て「これは苺」と知っていた子は、あれは上級生だったのだろうか。果たして、本当に小さな赤い苺になりました。下校の道、ちょいっと摘んでぽいっと口へ。洗いもせずに食べていたのでしょうねぇ。

という、うっすらとした記憶を呼び起こしてみました。野いちごが生えていたのは、学校のすぐ近くの坂道。文字通りたっぷり道草を食って、ただでさえ30分かかる家までの道を、1時間くらいかけてのんびり帰っていたように思います。

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推敲

◇ 雨の道くぼみに白き花筏

「水たまり」を使わないというチャレンジでしたが、「『くぼみ』という語を『揺蕩ふ』で表現ができるのでは?そして『道→路』」、という鶫さんからのアドバイスと、ほぼ推敲句をいただきました。

→ 雨上がり路を揺蕩ふ花筏


◇ 幕閉づる北の学び舎忘れ霜

「忘れ霜」という季語が、とても難しかったです。必ずしも、寒い地域でのことを詠む必要はないらしいと学びました。

→ 幕閉づる母校の知らせ忘れ霜(鶫さん)

→ 幕閉づる学び舎の隅忘れ霜(alohaさん)

皆さまありがとうございました!

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トップの画像は、あい。さんの「街のフードトラック」をお借りしました。

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