季語:桜東風、推敲(雪柳、陽炎)
① 四日目のジョギングの坂桜東風
② 桜東風キャンパスを笑む四年生
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桜東風、うっとりするような季語です。桜が咲く頃の、東からの風という理解で詠みました。たまたま二句とも数字の「四」入りです。
① とりあえず、三日坊主は免れた四日目のジョギング。(妄想)
② 日本の大学に通う娘は4年生です。去年と一昨年の春はキャンパスにはほとんど行けず。この夏には卒業するので、桜の季節の学校は今回が最後...と、めいっぱい桜を愛でているようです。
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推敲
◇元句:雪柳白き水面へ降りそそぐ
→ 雪柳の白き水面へ降りそそぐ(鶫さん)
上五をあえての字余りに。こうすると、「白き水面」が「雪柳が映った水面」のことだと想像してもらえる可能性が、ぐっと上がります!
◇元句:陽炎やトランペットの高らかに
→ 陽炎やトランペットの木霊して(鶫さん)
何を詠みたかったのか、曖昧極まりなかった元句が、見事に蘇りました。雪柳も陽炎も、鶫さんが下さった句をそのまま推敲句とさせていただきました。ありがとうございます!
お読み下さりありがとうございます。良かったらご感想やご意見など、今日もよろしくお願いします。