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季語: 金魚玉、金魚鉢、と、推敲(飛魚)


① 金魚玉入るものすべて光帯ぶ

(きんぎょだまいるものすべてひかりおぶ)

② 壁のキミ指でコツンと金魚鉢


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① 丸い器の水中のものは、金魚も藻も水も砂利なども、すべてきらきらして見えるのではないかと思います。

② 壁際に金魚がいると、つい指でコンコンっとしたくなった記憶があります。でもこれは金魚鉢ではなく、水槽での記憶です。

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推敲(飛魚)

◇元句: 海面のきは飛魚の青き命
(かいめんのきわとびうおのあおきめい)

▶ 海面やとびを眩き生命かけ

(うなづらやとびをまばゆきいのちかけ)

たくさんのご感想やアドバイスを、本当にありがとうございました。
海の表面そのものより、上下含めてもう少し広範囲な光景を浮かべてほしくて、「海面や」にしてみましたが、いかがでしょうか。「海面を」、「海面の」と迷いました。
「飛魚」は、「とびを」とも言われると手元の歳時記にあったので、とびをを選びました。
「生命かけ」の「かけ」は「懸け」。「駆け」「翔け」などの意味もこめたくて、平仮名にしました。

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トップの画像は、TOMOさんのイラストをお借りしました。

今日もここまでお読み下さり、ありがとうございます。よかったらご意見やご感想など、よろしくお願いします!