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型・その4 応用型②: リラの花、満天星の花

季語は、上五か中七・下五〔動詞+「けり」〕
季語との断絶のない、季語に関わっているフレーズ


リラの花プラハのみちを迫りけり

リラの花/晩春


「まあだだよ」満天星の花見つけけり

満天星(どうだん)の花/晩春


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一句目。
数年前に2年ほど住んでいたチェコ、プラハの春。寒くて暗く長い冬の後に、街中に色とりどりの花が咲く春が、あれほど嬉しかったのは人生で初めてでした。
ライラックは、昔から漫画などで時々見かけていましたが、実物を目にしたのはプラハが初めてでした。最寄駅までの近道のアパート群横の小径のライラックが、競うように咲き誇っていた光景を今もよく覚えています。

二句目。
2年前に一時帰国した友人の話。かくれんぼをしていた訳ではなく…。なんとなく隠れるようにひっそり一時帰国して、ホテルでの隔離生活をしたそう。隔離期間の朝の散歩中にドウダンツツジを見つけたと、写真を送ってくれました。ドウダンツツジも名前しか知らなかった私、こんなに可愛らしい鈴蘭のような花なんだ〜!と、感動しました。

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また久しぶりの投稿になってしまいました。
引越し荷物が無事に届き、今日で、大半の荷解きが終わりました〜。達成感!
気づけば明日が俳句ポスト「花冷」の締切?ひゃ〜どうしよー。がんばります。


今日で、俳句幼稚園での型の練習は終わりです。この練習がなかったら、よく知ることもなかった、詠むこともなかったであろう型に、向き合い、まぁ無理やりな日も多かったですが挑戦することができました。本当に勉強になりました。ありがとうございます!

今日もよろしくお願いします。