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✈︎夏の雑詠 2023/7/9 敦盛草、額の花と、夏の雲の推敲
出張は敦盛草に合はせます
敦盛草(あつもりそう)/仲夏
襟足をすこし刈上げ額の花
額の花/仲夏
推敲:
元句: 草原を黒々と夏雲の影
夏の雲/三夏
→ ① 夏雲や野の黒き牛なほ黒く
→ ② おほきなる野の濃淡よ夏の雲
◆◆◆◆◆
花の季語の二句、どちらも仲夏!
二句とも先月の一時帰国中に考えたものです。
敦盛草の句は、実際は「礼文敦盛草(レブンアツモリソウ)」のことでした。東洋蘭をはじめ、草花が大好きでめちゃくちゃ詳しい義兄が、北海道出張の機会に礼文島に足を伸ばして、礼文敦盛草の花を見てきたと、愛らしい白いお花との記念写真を見せてくれました。礼文島だけに生息する非常に貴重なもののようです。
「まさか、礼文敦盛草の開花に合わせて出張日程組んだのですか?」と冗談で聞いたら、「願わくは、という気持ちはもちろんあったけど、計画的にうまく咲いてくれるわけじゃないしねー」と。礼文敦盛草が喜んで待っていてくれたということかもしれません。
二句目。
日本に着いて私が真っ先に行ったのは美容院。ここ3年くらい、こちらでは通いたい美容院が見つからない状況にいるので、日本で切るチャンスがある時は必ず、後ろを「刈上げ寸前まで切ってください」とお願いします。できるだけ短くしたくて。そうしたら今回担当してくれた女性が、「少し刈り上げちゃいましょうよ」と。スッキリしました。
推敲句。
なんとかこの景色↓を詠みたくて、再チャレンジして二つ詠んでみました。どうでしょうか。
①は、野にいる黒い牛が、雲の影に入ってますます黒く見えるところからの句ですが、句だけだと意味不明かも…。
紫乃さん、鶫さん、先日の元句へのアドバイスをありがとうございました!
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