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季語: 梅雨茸(つゆだけ、つゆきのこ)、梅雨菌(つゆきのこ)、と、推敲(夏至)


① 梅雨茸や園児ら己が傘さして

(つゆだけやえんじらちおのがかささして)

② 梅雨菌やけにすつくと取り敢へず

(つゆきのこやけにすっくととりあえず)

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① 茸が小さな傘のようでもあり、茸を、小さな子たちが傘を差しながら見ている様子でもあり。4月に入園した子も、6月くらいになると自分で傘を差すのにも慣れてくる頃かなぁ、なんて考えながらの句です。ただ実際は、傘は禁止という幼稚園もあるようです。

② 梅雨時に、きのこが生えている様子です。とにかく何も考えず、まずは上に伸びておこう、そんな感じに見えます。


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推敲(夏至)

◇元句: 夏至の宵禁酒つらぬき深呼吸
ノンアルで乾杯夏至の休肝日(鶫さん)

休肝日を詠むには、「禁酒」という語は重かったです。そして、休肝日で残念!という気持ちを前面に出すのではなく、それでも夏至に乾杯♪という前向きな詠み方があるとは!
ご感想を下さったり、いろいろなことを教えて下さったり、皆さま本当にありがとうございました。

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トップの画像は、Miyamiさんのイラストをお借りしました。

今日もお読み下さり、ありがとうございます!よかったらご感想やご意見など、どうぞよろしくお願いします。