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✈︎型・その2 応用型⑦: 蕗の薹、春の雨

中七〔や以外の切字〕季語は、上五・中七・下五、のいずれでも。二物衝撃を意識。

銀いろの句集いだけり蕗の薹

蕗の薹/初春

▶︎銀色の句集懐けり蕗の薹

(鶫さんからのアドバイス。ありがとうございます!)


山盛りの果実供へむ春の雨

春の雨/三春

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今回の型の最終日です。
まだまだとても体得できました!とまでは行きませんが、切れ字の存在はとても大きいということを感じています。

一句目は、欲しかった句集を買った、帰り道のイメージ。
切れ字は、完了/存続の助動詞「り」です。

二句目は、先日叔母の三回忌が営まれたそうで、叔母の娘である従妹が、「お寺さんで、母が大好きだったフルーツを山盛りにお供えした。」と言っていたことからの句です。
切れ字は、意志を表す助動詞「む」です。

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トップの画像は、Shizuku Compassさんのイラストをお借りしました。

今日もありがとうございます。
よろしくお願いします!