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✈︎型その1 応用型(1)⑥ (冬萌、雪折、冬果つ)&冬滑り込み五句


冬萌や八時間たゞ皿洗ふ

(冬萌/晩冬)

雪折やPENONのペンの書き易し

(雪折/晩冬)

冬果つやモーツアルトの口笛が

(冬果つ/晩冬)

以下は、今日の型には嵌まらない句です:

❄️凍雲や再開発の渋谷駅

(凍雲/三冬)

❄️冬惜しむ離陸の前のひと呼吸

(冬惜しむ/晩冬)

❄️蝋梅や書店の奥のガラス展

(蝋梅/晩冬)

❄️春隣トム・ソーヤーの原画展

(春隣/晩冬)

❄️春待つや東京駅に回顧展

(春待つ/晩冬)

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冬の終わりに、慌てて冬の季語で詠みました。

・冬萌: つい最近バイトを始めた次男の話。

・雪折: PENONという会社の、地球環境に徹底的に優しいというペンを買った人の話を、最近聞きました。
(https://penon.co.jp/about/)

・冬果つ: 今朝娘が、モーツァルトの曲のホルンパートを、気持ちよさそうに口笛で吹いてました。

・凍雲: 先日詠んだ渋谷駅を、再チャレンジ。

・冬惜しむ: 私自身、冬を惜しんでいます。

・最後の三句、ガラス展と原画展と回顧展は、東京滞在最終日の実景です。丸の内の丸善4階のギャラリーの、奥側でガラス展、手前側で関修一さんの原画展が開かれていたので、覗いてきました。(蝋梅、再チャレンジ。)
そして東京駅のステーションギャラリーでは、佐伯祐三さんの回顧展、こちらは時間が無くて外から看板を見ただけでした。

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まとめての投稿、すみません。もし一つでも印象に残るものがあれば、ご感想やアドバイスなど頂けたらとても嬉しいです!
よろしくお願いします。