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✈︎型・その2 応用型③: 春の雪、鶴帰る
中七〔や以外の切字〕季語は、上五・中七・下五、のいずれでも。二物衝撃を意識。
庭石の地蔵めくらむ春の雪
春の雪/三春
贈られし花器のうつくし鶴帰る
鶴帰る/仲春
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一句目。
「らむ」を使ってみたくて、ちょっと強引に詠みました。「地蔵めくらむ」は、「(あの庭石も今ごろ雪を被って)お地蔵さんのようになっているだろう」という意味のつもりですが、お地蔵さんが、何かに目がくらんでしまっているようですね。うーん。
そして、二物衝撃になっているかどうかも、疑問です。
句のヒントになった景色はこちらです。
↓
![](https://assets.st-note.com/img/1677131355608-H9GtoWZjiy.jpg?width=800)
二句目。
以前この型の時に、紫乃さんが「ゆったりした調べ」を意識されていると書かれていたことを、私も意識したつもりの句です。
「うつくし」は主観的だと思いますが、他にぴったりくる描写が見つかりませんでした。
いろいろ問題がありそうな予感のする二句です。
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