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1級建築士学科試験 独学勉強法(R06 108点)

こんにちは :)
先日1級建築士の学科を受けたので、覚えているうちに振り返りのメモです。教材・スケジュールから直前にやったことまで、やったことは全てこちらにまとめたので、読んでもらえると嬉しいです。
独学で勉強しようとしている方の参考になれば!


1. 試験結果

まずは、試験結果から。
計画:19/20 点
環境・設備:16
/20 点
法規:28
/30 点
構造:26
/30 点
施工:19
/26 点
の合計108点
(自己採点)でした。
現時点で結果はまだ出ていませんが、資格学校の合格予想点は95点なので、合格してるだろう、と思っています。

受けた感想として、施工が一番足切りにならないかドキドキしました。それ以外は正直、まあそこそこ取れているだろうな、と。
また、今年の問題は基本的な内容を以下に押さえているか?が重要だったように思います。施工だったら、25℃以上・未満で対応が変わるのか?25℃より熱い・以下で対応が変わるのか?といったような。25℃だけでなく細かい内容まで基本的な事項は理解できているか、といったイメージです。

個人的な感想ですが、選択肢の中に難しいものもいくつかあって、それが解けなくとも基本的な内容がきちんと分かっていれば解ける、というような作り方だったように思います

2. 使用教材

・テキスト・問題集:日建学院
・他:音声データ・書籍・模試受験

テキスト・問題集

勉強法として、資格学校には通学せず、ほぼ独学で勉強しました。
といいつつも、テキスト・問題集・法令集は日建学院のものを使用していました。(テキスト・問題集+模試の「独学支援コース」というものが数万円で販売されています。)
基本的にはそのテキスト・問題集で勉強していましたが、別途助けになりそうなものをいくつか買っていました。それが音声データ・書籍・模試です。

音声データ

1級建築士のテキストとその音声が買えます。私はテキストはほほぼ使わず(日建学院のものがあったので)、音声のみ聴いていました。
机に向かわなくてもよいので、スキマ時間に効率的にインプットしたい人にオススメです。ただ、解説ではないので、これで理解が深まるというものではないです

書籍

日建学院のテキストは、文章での説明が多かったので、図解での説明を求めて下記2冊を買いました。

法規の勉強で日建学院のテキストはほぼ読まず、初めにこの本を読んで全体感を掴んだ後はひたすら問題集を解いていました。

ゴロ合わせとイラストが載っていて、暗記の助けになってくれる本です。
5科目載ってますが、特に施工に役立ちました。ひたすらゴロ合わせが並んでいるので、テキストを一通り読んで理解した上でこれから暗記するぞ、という人に是非ともオススメ!

模試

日建学院の元々セットでついてきた模試は3回あったのですが、それに加えて、下記の模試に申し込んでいました。それぞれの資格学校によっても癖があったりするので、色々と受けてみるのをオススメします。
私は、大体2週間に1度くらいは模試を受けて習熟度・苦手箇所を確認していました。

クライマックス模擬試験(日建学院)

学科一発逆転模試(ウラ指導)

全国統一模試(総合資格学院)

2. スケジュール

月ごとの勉強内容

1月:法令集の線引き
・年末年始に法令集の線引き / テキスト受け取り

2月:勉強開始、一通りテキストを読む
・2月から勉強開始
・2月末までに法規以外のテキストを読み、問題集を解いてみる(法規は『建築の[法規]入門』)

3月:テキスト・問題集の読み込み(2週目)
・過去問解いてみて本番のレベル感の確認(全然できない、、)
・テキスト2週目チェックしつつ、問題集2週目
・まだ時間があるので、苦手なものについては調べてしっかり理解するように調べながら理解する

4月:テキスト・問題集の読み込み(2週目)
・3月同様の勉強、全体的に基本的事項を押さえる

5月:テキスト・問題集の読み込み(3週目)
テキスト3週目 / 模試で習熟度の確認
・GWを使って苦手箇所をなくすよう意識して取り組む

6月:ラストスパート・苦手箇所をなくす
・月半ばから本格的に勉強
・『1級建築士受験スーパー記憶術』を繰り返し読んで、徹底的に暗記
・今まで受けた模試で間違えていた問題のチェック

7月:最終全体チェック・苦手箇所の重点チェック
・苦手箇所最終チェックの上、苦手なものはノートに書く
・模試の2週間前からテキスト全体を読む(過去問に出てないものを取りこぼさないようにするため)
・今までやった模試で間違えたところの振り返り
・1週間前からは生活リズムを整える

模試の点の推移

半年間の勉強で6回の模試を受け、点数の推移をExcelに記録して勉強の目安にしていました。テキスト・問題集は日建学院のものを使用していましたが、模試は前述の通り総合資格・ウラ指導のものも受けています。

試験1ヵ月前の6/30の模試では合格点を取れるように、R04の合格点を参考にしながら勉強していました。模試によって難易度が違ったりするので、どういった場合にも確実に点が取れるように!と思って勉強していました。6月半ばのウラ指導の模試で78点を取って、危機感が募り勉強に本腰を入れるようになりました。

3. 各科目の勉強方法

1日4時間くらいは日々勉強するように意識していたと思います。
各科目でやった勉強としては以下の通りです。

計画

・事例を早い段階から自分で調べる。特に事例等は絵で理解する(自分で調べる方が身になる)
・寸法は実空間をイメージする
・自分は割と計画の勉強にエネルギーを使わなかったので、他の科目をやった後で疲れた夜とかに勉強してました

環境・設備

・仕組みを理解する(単に暗記ではなく、どんな問われ方でも答えられるようにしておく)

法規

・苦手意識があったので、毎日朝に法規から勉強していました。
・5月ごろからは、時間を測って問題を解いていました。
・1ヵ月前の模試からは、本番での時間配分を意識して解くようにしていました。法規は1時間45分ですが、大きく4つに分け、
①25分で全体を解く(法令集には触らない)
②35分で分からないものを確認(引く箇所が分かっているものから確認し、分からないものは飛ばす)
③30分で飛ばした部分の確認
④15分最終の全体チェック
という流れで解く
ようにしていました。
人によるかと思いますが、初めに全体をざっと見ると何に時間がかかりそうかわかり、後半時間が足らないということがなくなるのでオススメです。

構造

・環境同様、仕組みを理解して解くようにする(暗記ではなく力の流れをイメージする)
・前半の計算については早めにできるように習得しておく(暗記ではないため、あまり忘れることがないので)

施工

・ひたすら暗記!!
・ゴロ合わせやイメージを使って覚える
・テキストで見てイメージできないものは調べたりしていました。自分で調べて、こうやって施工しているんだというのを見る方が理解が早かったりします。結構施工会社がやっているYoutubeが勉強になったりしますよ。

4. 勉強の振り返り

やってよかったこと

・イメージで理解する
・分からないものは調べる(結局自分で調べるのが、時間がかかるけど一番知識が定着する)
・模試を受けて学習習熟度を確認する(アウトプット重要)
・自己管理ツールを使う(試験までの日数カウントダウンアプリをスマホに入れる / 模試の点数をExcelで記録する / 毎週勉強目標を作り、次週やることを週の終わりにまとめておく)
・自分なりの合格点を設定する(合格点は年によって変動するので、100点はとるぞ!と思って勉強する)

やってよかったこと(試験直前)

・新しい問題には手を付けず、過去に間違えた問題を見る
・苦手ものはノートにまとめ、直前に見る
・生活リズムを本番に合わせる
・直前に見るものを決めておく

やっておけばよかったこと

・基本をもっと完璧にしておけばよかった(特に施工!)
・模試で間違えたものはテキストに全て書く等、自分の苦手・間違いを振り返りやすくしておけばよかった

やらなくてよかったこと

・日建学院の講座のオプションの直前テスト。2月の勉強始める時に申し込んでいたけれど、結局使わなかった(直前は自分の間違いを振り返る時間に充てていて使えなかった)

6. 参考になったもの

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総合資格のメルマガ

長々とやってきたことを書きましたが、自分が心がけてやってきたことは全てこの記事に書きました。
少しでも参考になったものがあれば嬉しいです。

それでは!

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