東京、せま〜(22.10.23)

・金土日が楽しすぎて明日以降の労働に不安になっている。今日も楽しかった。母親とスカイツリーに行って……。

 スカイツリーの展望デッキ初めて上った。こうして見ると「東京、せま〜……」と思う。ある程度以上遠くなると見え方がまるっきり同じになる。ディズニー方面、プロメテウス火山が見えるのはまあわかるとして、タワー・オブ・テラーらしきものも結構はっきり見えたのが意外だった。もしかしたら全然タワー・オブ・テラーじゃないかもしれないが。

 展望デッキの窓の形状は無二である。コナンくんが映画でよく無茶して破壊して飛び出してるイメージ。ここから飛び出すとか改めて正気の沙汰じゃないな。
 スカイツリーを一番楽しめるのって東京在住の人だなと思った。どこかからの旅行の際はラストに訪ねたほうがよい。慣れ親しんだ場所がどこにあるか探して見つけて、自分の中にある現地での印象との違いに感心するのが面白い。そして絶景の中でも一際異彩を放つ金のウンコ。
 金のウンコって、実際はそうじゃないしSNSとかで呼び名が浸透したわけでもないのに、誰もが自分の中でオリジナルに「金のウンコ」という呼び名を創出している気がする。家族とか友達とか小さなコミュニティ単位では共有があるかもしれないけど。

・朝、チケットカウンターのフロアに到着した時点で屋外にぐにゃぐにゃの巨大なビニールがあって、空気入れたらなんかのキャラになるやつだ! と思いながら通り過ぎたのだけれど、展望デッキ終わって戻ってきたらキッズ用アスレチックができあがっていて、「おぉ〜!」と歓声を上げてしまった。ビニールでできた迷路を子供達が楽しそうに探索していた。朝は無だったのに。

・お風呂で髪洗ったかどうか忘れるみたいなことよくあるけど、多分誰でも人生に一度はあることだろうと確信している。だからきっと数多の推しにもその瞬間は訪れるはず。シャンプーに手をかけた状態で「………?」となってるあなたの推し、愛おしくありませんか? けどそんなどうでもいいこと、言わない人は言わないから、クールな奴のそういうとこなんかきっと誰も知らないのだ。
 風呂の手順とか歯磨きの手順とか、人によって全然違うと思うと面白い。よしんば同じことをしていたとしても、その人目線の小説を書くとして、例えば「歯ブラシに歯磨き粉を絞り出す」行為を全く書かない奴(着目していない奴)と、「トリコロール三層になったペーストが白い繊維の上に押し出される」まで書く奴がいると思う。後者は歯磨きフェチか? という感じだが。
 だから何ってわけじゃないんだけど。小説を読んでて、そういうところに人間性を見出すと嬉しくなる。

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