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「怨霊奥様」モーションコミック第1話感想

「怨霊奥様」単行本第4巻発売を記念して、
モーションコミック(漫画の絵に音声やBGMを追加した動画)が製作され
YouTubeのBookLive!公式チャンネルにて公開されました。

https://www.youtube.com/channel/UCo98I53bBMs6DgbxmKtw05Q

第1話、第3話は誰でも無料で見られます。
第21話は4巻(紙の単行本でも、電子書籍の特装版でも)を
買っていただくと見られる限定公開となっております。

今回はとりあえずモーションコミック第1話を収録した時の
僕の感想を書いていきたいと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=TGhN4CUkGc0

第1話のURLはこちら。
動画を見ながら「このシーンはこうだったのかー」と
楽しんでいただけましたら。
そして面白かったらYouTubeでの高評価ボタンやコメント、
BookLive!公式チャンネルのチャンネル登録など、よろしくお願いします。
(おお、YouTuberみたい)
再生数が百万とか行けばまた動画作ってもらえるかも!?(笑)

ここから感想。

・動画を作るにあたり、最初一応声優さんの希望があれば…
 と聞かれたんですが、僕の場合、普段描きながら登場人物の声が
 脳内に「こういう声!」として明確に浮かんでいる…という
 わけでもないなぁ(ぼんやりとしたイメージです)
 …なんて思っているうちに
 編集部から挙がってきたのが下野紘さんと佐倉綾音さんのお二人で。

 声優さんにあまり詳しくない僕でも存じ上げている人気声優さんなので
 最初「まじかよ、そんな夢みたいなこと言って…」と思いました。
 サンプルボイスなどを聴かせてもらって
 「いいと思います!というか是が非でもお二人で決まってほしい!」
 と思いました。

・下野さんはもう声聴いてすぐに「あ、陸さんだ」と思いました。
 佐倉さんは大人っぽいキャラの声を演じられていたのを
 聴いたところ麗美さんにピッタリでした。

・時はちょうど2019年年末頃で、
 ゴッドタンのマジ歌選手権に佐倉さんが出てきたのを見たり
 YouTubeの水曜どうでしょうのアフレコ企画を下野さんが
 やっておられるのを聴いたりで
 これはもうコメディも安心してお任せできる(僕にとってそこが
 一番重要でした)し、運命のタイミングだなと思いました。
 実際お二人で決定したと知らされたときは
 「あーこれでもう成功したな」と思いました。
 
・その後、動画化やCVが公式発表され情報解禁されるまでの数週間、
 ツイッターなどで黙っているのが大変でした(笑)
 「早く誰かに言いたい!」と。
 一人暮らしですし、アシスタントもいないので
 ツイッターくらいしか人と喋る場所がないので。

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レコーディングを見学させてもらえました。
都内某所のレコーディングスタジオ。
声優さんたちにご挨拶。ど緊張。

ここからが第1話の収録時の感想。

・第1話、最初本番の前にテストで数ページ通しでやってもらったんですが、
 そこで最初の麗美さんの「起きて」でいきなりあの怨霊ボイスで
 たまげました。
 麗美さんのテンションの上がり下がりは僕自身でも正直完璧には
 固まってないところもあり
 「この時は可愛く」「この時は怨霊の声で」とか100%は
 決まっていなかったんですが、そこを佐倉さんが的確に
 演じ分けてくださり、僕の中でもより麗美さん像が固まりました。

・お二人同時に「ギャーーー」と叫ぶところもいいですね。
 お二人で息を合わせて一発でピッタリのタイミングでやれるのが
 さすが。
 麗美さんの方が最後少しキーが上がるのがまたいい。

・陸が味噌汁を吸う「ズズズ」という音もちゃんと声優さんがやっていて
 当たり前なのかもしれませんがすごいなと思いました。

・「おみそかえてみたのよー」の時、
 自分の漫画ながら笑ってしまいました。
 横にいる担当さん達もみんな笑っていました。
 その後もみんな終始ニヨニヨしていたと思います。

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・山田さんが窓から見える麗美さんに絶句したシーン、
 台本では絵のコマと「ッッ!!!」とだけ書かれているんですが、
 それを声優さんが演じるとあのように仕上がって、すごいなと。
(山田役/橘潤二さん)

・「おわかりいただけただろうか」が本物のアレっぽくて、
 望み通りで最高でした。
 本物のアレをやられてる人なんでしょうか(定かではない)。

・掃除機をかける麗美の鼻歌、台本では「(鼻歌)ふんふふーん♪」とだけ
 書かれているんですが、特に指示もなくあの出来上がり。
 佐倉さんが作曲したんだなと思いました。
 「ああ、あの時麗美さんはそういう鼻歌を歌っていたのか」
 と思いました。

・「お弁当見せてTV」、そんな番組僕が考えただけで
 現実には存在しないのに、プロの声でタイトルコールされると
 本当にある番組みたいで、なんだかそんなところにも感動しました。
(レポーター役・佐々木拓真さん)

・女子トイレのOL達、山田さんの時も思いましたが、
 こういったふとしたキャラ達も声が入ってがっちり演じてもらうことで
「ひとりひとり生きていて生活しているんだな」と感じました。
 面白いですね。
(OL3人組/池田海咲さん、小松奈生子さん、山口享佑子さん)

・麗美が鏡から出てくるシーンの音とかも最高です。ザ・ホラー感。
 なにも注文してなかったんですが思い通りでした。
 声もですが、音やBGMが入ることで状況がよりわかりやすくなり、
 緩急のメリハリもついて、こういうのは漫画ではできない演出手法
 なので、おおーと思いました。

・女子トイレ前でガヤガヤする野次馬達、
 台本には「騒然とする社員たち(ガヤ)」とあって
「ではガヤお願いしまーす」と言ったら声優さん達が全員マイクの前に
 集まってきて、一斉にガヤガヤと喋り出すんです。
 誰が何を言うかとか決まってないので、それぞれみんなアドリブで。
 それが、聞き取れはしないんだけど、でもみんなちゃんと
 その状況で言いそうなことを言っていて
 担当さん達と「すごいね。ガヤだね」と感心しました。

・反省してぶら下がっている麗美を発見する陸の「ぞぉわーーいっちょっ」
 台本にそのコマの絵と「ぞぉわーーいっちょっ」としか
 書かれていないんですが、
 そこも下野さんがリハ無しで一発で完璧に言い放ってくれました。
 この世に無い造語なのに、ちゃんと雰囲気、意図をくみ取って
 セリフを発してくれていて、
 書いた僕自身が「そーそーそんな感じなんです!」と思い、
 実はここが一番感動したかも(笑)。
 プロの声優さんは凄いですね。

・エレベーターのおばさんもとっても「らしい」おばさんの演技で
 ばっちりでした。おばさん感。
 山口享佑子さんに演じていただいております。

・最後の「怖くなくなっちゃった」のくだりもテンポよくて
 面白かったです。
 自分で描いたのはもう2年くらい前なので、結構忘れてたり、
 逆に何回も読みすぎて「本当におもしろいのかな…」とか
 思ったりすることもあるんですが、
 あらためてやっぱり本当に面白かったので安心しました。

…という感じで、第1話の感想でした。
1話1時間くらいの収録時間…だったかな。夢のような時間でしたよ。
次回第3話の感想。

第3話の感想はコチラ

https://note.com/wakasatakeshi/n/n02579a57caf0https://note.com/wakasatakeshi/n/n02579a57caf0

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