「神は妄想である」

 あなたが今いる逆境を幸運に変えるコーチング 若狭 喜弘(Yoshi:わかさま)です。

 Facebookを眺めていたら、どなたかが「私の今の課題図書です」と挙げられていました。

   「神は妄想である―宗教との決別 By リチャード・ドーキンス
    http://astore.amazon.co.jp/hitotoikimono-22/detail/4152088265 」

 この本の内容も興味深いのですが、読んでいないので、
この本のタイトルから受けた衝撃から発想したことを記します。
 著者のリチャード・ドーキンスさんは、「利己的な遺伝子」で有名な方です。

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 本の内容に、下記のことが含まれているか、どうか知りません。
 それをご承知の上でこの記事をお読みください。

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 宇宙の節理の一部がわかったような気がしました。

 宇宙には、ダークマター(暗黒物質)と呼ばれるものがあります。

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2003年から、宇宙背景放射を観測するWMAP衛星の観測によって、宇宙全体の物質エネルギーのうち、74%が暗黒エネルギー、22%が暗黒物質で、人類が見知ることが出来る物質の大半を占めていると思われる水素やヘリウムは4%ぐらいしかないことが分かってきている。

(Wikipediaより引用)
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 「ある」というよりも、それが何だかわかっていないので、「そう考えたらうまくいく」という種類のものです。

 そして、本題です。
 私が気づいた、大胆な仮説です。

 『ダークマター、もしくはダークエネルギーなど、それらを含めたものの総称として、人類が理解や制御できないものを “神” と呼んできたのではないだろうか?』

 と気づいたのです。

   ●人間が、知らないことを知ろうとすることは自然なこと。
   ●でも、知ろうとしても知ることができないものは必ず存在する。
   ●それを、「自然」と呼んだのかもしれない。
   ●人間が、何かを知って、コントロールしようとすることは、自然なこと。
   ●でも、それは「エゴ」である。
   ●完全にコントロールできないのも、当然のことである。
   ●人間が、すべてを知ることはできない。
    別の言い方をすると、知ろうと求めたら、知ることはできない。

 結論として、
   ●「神」を、知ろうと求めるほとんどの人は知ることはできない。
   ●ほんの一部の人は、「ダークマター」のことは理解していなくても、
    「神の領域」のことを体験している。(=覚者)

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 解説すべき内容ではないので、上記はそのまま、私が気づいたこと、としてください。

 ただ1点、

   ●人間が、すべてを知ることはできない。
    別の言い方をすると、知ろうと求めたら、知ることはできない。

 についてだけ、解説します。

 こういうことです。

   ●「求める」ということは、
    「今手元にない」「知っていない」「理解していない」ということである。
    求めた瞬間に、不足が発生する。

   ●「求める」ために光を当てると、影ができる。
    影の部分を知ることはできない。

   ●別の言い方では、前を見たら、後ろを見ることはできない。

   ●「求める」ということは、「求めていないこと」を知ることはできない。

 「知ろう」とすることは、人間として自然の心の動きだし、その探求心は素晴らしい。
 でも、すべてを丸っと、全体を知るためには、
 「知ろうとすれば、知ることができない」
 と知っておく必要がある。

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 冒頭の書籍に戻ると、

 『神は、知らないこと、理解できないこと、制御できないものにつけた名前。
  それは人間が創り上げたもので、まさに妄想のたまものである。
  そのような人間の妄想があってもなくても、
  すべては何かの法則にしたがって動いている。』

 だからね。
 「理解して、なんとかしよう」とするのは大切なことだし、努力も大切。
 合わせて、すべては悪意も善意もなく動いているものなので、感謝しつつ受け入れることがもっと大切。
 その時、その出来事だけに焦点を合わせて「意味を考える」のでもいいし、
 もっと広い全体に思いを馳せるのでもいい。

 今回の記事をどう読むかは、あなた次第です。

                  若狭 喜弘(Yoshi:わかさま)

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