助動詞を理解しよう!part②must と have to
今回は、英語の助動詞「must」と「have to」について、大学受験生や英語を勉強している人向けに、わかりやすく解説。
must = have to と覚えている人も多いのでは?
助動詞「must」と「have to」の使い方や意味、使い分けについて詳しく解説するので、英語の勉強をしている方は必見!
助動詞って?
助動詞とは 助動詞➕動詞(原形) の形で動詞に意味を付加するもの。
⭐️1つの動詞に対して1つの助動詞
⭕️He can play tennis.(彼はテニスをすることができる)
❌He can should play・・・・(⚠️2つ以上の助動詞を1つの動詞にはくっつけられない)
⭐️主語が三人称単数であっても助動詞に-sはつけない
❌He cans play tennis.
⭐️否定文は 助動詞の直後にnotをつける
He can not(=can't) play tennis.(彼はテニスができない)
⭐️疑問文は 助動詞を文頭へ
Can he play tennis?(彼はテニスができますか?)
助動詞の基本ルールは上記でしたね。
では、次から「must」と「have to」について詳しく話していくよ。
must(①義務②否定型で禁止③確信)
mustには3つの意味があるよ。それぞれについて解説していくね。
①義務のmust = have to
「must」は、話者自身の強い意志や義務感を表現する際に使われる。また、規則や法律などの明確な義務を伝える際にも用いられる。
例文:
I must finish this report by tonight. (私は今夜までにこのレポートを終わらせなければならない)
ここで、「have to」との違いを解説!
「have to」は厳密には助動詞ではない。「have」という動詞に「to不定詞」が続く形。なので「have」は主語や自制によって変化する。
「must」は助動詞だから、動詞の前に置かれ、その後には動詞の原形が続く。
I have to study for the test. (テストのために勉強しなければならない。)
She has to study for the test. (彼女はテストのために勉強しなければならない。)
She must study for the test. (彼女はテストのために勉強しなければならない。)
must と have to 比較と使い分け
⭐️must は話し手の主観で「〜しなければならない」強い強制力があるから他人に向けて多用は避けたほうが無難。
⭐️have to は周りの状況が〇〇だから「〜しなければならないよ」の意味
have got toは同じ意味であるがhave toに比べると「より話し言葉」「1回限りのことについて」で使用される。
*「have only to do」〜するだけで良い
You have only to send me an e -mail.(あなたはEメールを送ってくれるだけでいいんです)
⭐️過去形
「must」には直接の過去形がなく、過去の義務を表現するためには「had to」。
I had to study for the test. (テストのために勉強しなければならなかった。)
⭐️未来形
「must」と「will」は一緒に使えないから→will have toで表現
I have a test next week, so I will have to study this Sunday.(来週がテストだから、今度の日曜日は勉強をしないといけないだろう。)
⭐️疑問文
「Must 主語 動詞の原形・・・?」
Must I go to the office?(会社に行かないといけませんか?)
⇨Yes, you must. / No , you don't have to.(はい。/ いいえ、行く必要はありません)
「have to」の「have」は動詞と考えるので
⇨Do ➕主語➕ have to 〜?の疑問文になる
Do I have to go to the office?(会社に行かないといけませんか?)
⇨Yes, you do. / No , you don't .
②禁止(否定型:must not/mustn't) 『〜してはいけない」
You must not tell lies to me.(私に嘘をついてはいけない)
I mustn’t be late for school.(私は学校に遅れてはいけない)
❌ must not =don't have toではない.
don't have toは「〜する必要はない(不必要)」
don't have to = need not (needn't)
You don't have to talk about yourself.(あなた自身について話す必要はない)
=You need not talk about yourself.(あなた自身について話す必要はない)
③確信「〜に違いない」
He must be in because I can hear his radio.(ラジオの音が聞こえるから彼は中にいるはずだ)
→否定型はcannot(can't)で「〜のはずがない」
He can't be Jesse's boyfriend.(彼がジェシーの彼氏のはずはない)
確信の用法ではmustにも過去の表現あり
「must have done」〜したに違いない/〜であったにちがいない
He must have been at home yesterday.(彼は昨日家にいたに違いない)
まとめ
「must」「have to」の違いは理解できたでしょうか?
違いを完全マスターしてどんな問題も解けるようになりましょう。