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蠍は過去を慈しむ

私はいわゆる「蠍座の女」で、
出生図では太陽、土星、冥王星を蠍座に持っている。
蠍座は執念深いとか、ストーカーになりがちとか、
おどろおどろしいイメージで語られることも多い。

でも、ちょっと違うかなあといつも思っている。

私だけでなく、
蠍の性質を持つ人たちは、
大抵しっかり自分を律して、深い思いを胸にひっそり抱えて、
でも表面上は穏やかに微笑むような人ばかり。
基本的には、去るものを追わない。

ただ、ひっそりと心の中で、
一度同じ時を過ごした人たちのことを、ずっと応援している。

いつもいつも思ってるわけではないけれど、
ふとした時に思い出しては、
「元気でやっているかな。幸せであってほしいな。」
と考えている。
思い出して、応援している。

具体的に相手に対して行動には起こさない人も多い。
でも、ただひっそりと思ってはいる。
誰にも言わない。
たまに、こっそりと、教えてくれる。
でも当の本人には伝えない。
それでいいのだと思っている。

静かに、自分の過去を慈しんでいるだけなのだ。

それが悪い方に出ると、
確かに執念深さと取られることもあるだろう。

でも、違うんだけどな。
そう心の中でひっそり思っている。
そして表立っては言わないからこそ、
その思いは曲げないし、変わらない。

そういう内に秘めた芯の強さ。
過去の自分とその周りの人たちへの強い愛情。
心を開いた人にだけ、その青い炎を垣間見せる。

それが蠍座なのではと思う。

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