下に来るのはベースかキックか、議論に終止符を打つ

どうも、Wakana022です。
そもそもそんな議論があるのかは知らんが、とりあえず私なりに結論を出してみました。
「下」というのは、音域が低い方ということね。

ベースが下になる条件
まず、ベースが下になる条件から。ベースが下になる条件は、

・キックのビーターをひたすら強調したい
・キックを叩く密度/頻度がかなり低い
・キックとベースをできるだけくっつけたい(バスコンプ使用など)
・ベースをサブベースのような役割で使いたい
・ベースがあまり動かない

三つ目の項目だけ補足があります(後述)。

キックが上になる条件
さっきの逆といえばそうなんですが、よりわかりやすくするとこんな感じ。

・キック自体のアタックと低音がほどよく分離していて、低音を出してもアタックが潰れない音である
・キックの密度/頻度が高い(メタル等、例外あり)
・キックとベースにほどよい分離感がほしい
・ベースがメロディック(特に、コード外の音が頻繁に登場する)
・ベースの音に温かみを出したい
・ローエンドの密度を低めに仕上げたい

キックとベースをバスにまとめている場合
この場合について少し補足。これはベースが下になる条件だと前述しました。
特に、このバスチャンネルにコンプレッサーをかけている場合、キックを下にすると、キックのローエンドにコンプが過剰に反応して、ベースに対しサイドチェインのような効果が強く出てしまうことかあります。
これを防ぎたかったら、キックのローエンドは思い切って削って、ベースに下を任せましょうという話です。

筆者はいつもどうしているか
私の場合は、いつもキックとベースをバスにまとめ、コンプをかけているのでベースが下……にはしてません。
ひとつ前の項で述べた通り、バスコンプをかけつつキックを下にすると、サイドチェイン効果が生まれやすくなります。
逆に言えば、この方法を使うと低音域の音圧をあげやすいんですよね。ベースの音をかなり大きめに設置しても、キックの音を邪魔しにくくなり、ゴリッゴリにできます。

ちなみに、私が普段使っているバスコンプはNative InstrumentsのSolid Bus Compです。言わずと知れた名機が元でしょうね。
レシオは1.5、アタック最速、リリースはオートにして使ってます。あとは、ゲインリダクションが1,2dbで収まるように調整。これでもかなりサイドチェインされたように聞こえます。
キックはトリガーは抜いて本体の音のみ送ってます。
キックのアタック感、バチバチ感を残しつつ、低音域がむっちりと密度が高い音に仕上がるのでおすすめです。

まとめ
この記事で述べた条件を元にして、どちらが当てはまるか考えていけば、ベースとキックのどちらを下にするかは自ずと決まってくると思います。
あとは、私のように好みで調整しちゃってください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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