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勝手に振り返るここ5年のSOUL`dOUTの2次創作とバズり

あけましておめでとうございます!そしてSOUL`dOUTデビュー20周年おめでとうございます!
今回は18年から22年のSOUL`dOUTの2次創作的なものや話題になった出来事などを集めてみました!

歴史書的な扱いで優しい目でお楽しみください。

2018年

3月に登場したのはQVC福島シリーズ、当時のニコニコでは「水素の音」や「にんじんしりしり」などの実演販売士の方々を素材にした動画が大量発生
その中で現在6万8000再生と伸びを果たしたのがこの動画。

内容はQVC福島の実演に対し楽曲の切り抜きで突っ込むスタイル、この後に紹介する動画にもよく使われる手法で歌詞のパワーワードさを押し付けることができる有用な技である。

2019年

歌に合いの手を入れるあかり草Full

8月にニコニコ動画に投稿されたみちぇる氏による「ひじき祭」、このイベントの最初に投稿された「歌に合いの手を入れるあかり草Full」がバズり現在48万再生、これに続くように投稿された「ALIVE」や「To All Tha Dreamers」「1,000,000 MONSTERS ATTACK(きりたんソロver)」「BLUES」などその他のカバーも投稿した。

動画内容はDiggy風キャップを被ったVOICEROID+の「東北きりたん」が通称あかり草になっているVOICEROID2「紲星あかり」と「1,000,000 MONSTERS ATTACK」を2人で歌わせていくスタイル、可愛い絵柄としぐさ、曲のギャップを物ともしない素晴らしい調教技術、そして回収される曲名の伏線とバラエティに富んだ内容となっている。

CROWN乗ってみた(CV:竹達彩奈&Diggy-MO’)

10月24日に突如に誕生した「CROWN乗ってみた」
CV部という有名声優にアフレコをさせるチャンネルでこの動画も竹達彩奈さんがドライバー役として出演、しかしなぜかDiggyがCROWN(?)という配役で登場、組み合わせ自体が意味不明でありトヨタがスポンサーとしてついているなど話題を呼びTwitterのトレンド入りを果たすなどした。

動画内容は先述のとおりDiggyが車に竹達さんがドライバーの女性として会話を繰り広げる話、CROWNは自分をDiggyだと隠さないし「暗闇坂だね」「あ〜らあらあらあら」など到底国産車とは思えないフリーダムっぷりを披露、ドライバー側もさすが本職の素晴らしい声で応戦、「かーさかさかさ」「エイビナ=海老名」などこちらも迷言を連発。

2名の度々入るかっこいい、かわいい声が耳に残り2分足らずで脳が混乱する動画となっている。

2020年

COZMIC食べるンゴ

たべるんごのうたは、ソーシャルゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ」のアイドル「辻野あかり」をイメージして作られた楽曲。

byニコニコ大百科

最近ではチキンラーメンのCMにも起用された現在380万再生の「たべるんごのうた」
ここ数年のニコニコ動画の中ではトップクラスの人気を誇り(ティーダのあれは別)ネット流行語大賞にもノミネートされるなど20年の天下を取ったこの動画とその関連作品。そしてたべるんご関連の音MADの再生数ナンバーワンそれが

現在150万再生を突破しニコニコ動画のSOUL`dOUTタグでも現在は削除されている「VOODOO KINGDOM」を超えダントツの1位になった動画。

内容としてはCOZMIC TRAVELのサビの歌詞を改変し調教したもの、ほぼ違和感なく歌われており「やまがたりんごプロセッサー」や最後のサザエさん式に出てくるりんごろうなど原曲と同様に脳みそにこびりつく。

COZMIC TRAVELのサビが本人がLive(10th Anniversary Premium Live)だと誤魔化すぐらいには複雑な発音になっている部分が音MADとのシナジーを生んでおり「Listen up clear up the 言語プロセッサー」を聞いて正確に英語と日本語を切り離して内容を理解できる人はごく少数。これが「やまがたりんごプロセッサー」に変わっても言語とりんごの発音が近いのもあって違和感をもたずほかにも「投げる a capella」→「YUMMYなAPPLE」
「Listen up give `en an upper cut cut cut 」→「just give`en an APPLE ンゴーンゴーンゴー」などなど発音に違和感なく歌詞を書き換えて調教されており相性と技術が飛び抜けています。

たべるンゴ関連ではほかにも「Love, Peace & Apple」ウェカピポんごのうた」「ヤマガタ通信」(現在は削除されている、Full verなどもあった)といった人気曲に加えメンバーのShinnosukeが作曲したアイドルマスター ミリオンライブ!の「Oli Oli DISCO」の音MAD「もりもりDISCOんご」なども投稿されこの時期からアイドルゲーム系界隈がSOUL`dOUTを合わせた動画を投稿し始めることになる。

初心者ParrotにストレイライトをオススメするSOUL'd PARROT【シャニマス】

5月に投稿されたのはアイドルマスターシャイニーカラーズに登場するアイドル達を当時流行していたpartyparrotをSOUL`dOUT風に寄せたキャラたちが紹介?する動画

掛け合いシステムで独特のノリやアルバム曲を使用するなど製作者の知識を感じる作品、終盤の完全な限界オタク感の早口がSOUL`dOUTのワードとテンポで押し上げるのが素晴らしい。

ちなみにpartyparrot系では「さらに回転を始めた正面party_parrotBB+使用例」という動画などにも登場、回っててかわいいね?

ジョー・カーさんによるCOZMIC TRAVEL

人気Vtuberジョー・カーさんによるCOZMIC TRAVELのアカペラ熱唱、一般的に難易度の高いとされる曲を誤魔化さずしっかりと通し切る。練習し続けていたことがうかがえるものになっている。
ジョー・カーさんは同年にも同じラジオでTONGUE TE TONGUEをこちらもアカペラで熱唱したり、ウェカピポ の物真似を同じVtuber舞元啓介さん3D技術を使用し行っている。

ウェカピポ/SOUL'd OUT 口だけでやってみた【アカペラカバー】

YoutuberのYOKARO-MONさんによる「アカペラカバー」、SOUL`dOUTの動画にしては珍しいかっこいいと思える作品。
超がつく伸びで現在200万再生を超えており内容もHumanBeatBoxの素晴らしい技術と聞き取りやすい歌声をなんと1人でこなす多才能っぷり。

初めて行ったライブがSOUL`dOUTというエピソードやBeatBoxを好きになったきっかけがBro.hiと概要欄で語るなど解散前からのファンであることも窺える。


この下淫夢ネタ注意




やったぜ。[改] 投稿者:変態糞DJ Mass  (淫夢ネタ)

ここに来て初出し淫夢系動画、変態糞親父シリーズという2chで男を誘うという内容でこれをSOUL`dOUTの歌詞でつないでいる内容。

一つ上の動画と同様にアルバム曲に加えリミックス曲も使用し、なんなら「Kakuchi通信(公式サイトはFlashを使用していたため現在では聞けず、ニコニコに転載動画は存在する)」という当時のsonny musicをサイトジャックし公開された音源を使用するなど高い知識を擁しており、完璧に長文を通し切っている部分が素晴らしい。

全体的にパワーワードの応酬になっているが好みなのはGASOLINEの「キモチ」からMagenta Magentaの「エイジャ…」をつなげた部分ですね。
流れが美しくSOUL`dOUTのらしさも出ています。

「例のアレ」関係の動画だとクッキー☆の「イルカ☆」なども投稿されており、こちらは「原作がヤベーからまかり通ってる感」のある作品なので是非ご参照を。

合いの手に屈しないきりたん Full

昨年に続きみちぇる氏のSOUL`dOUT動画、前回のあかり草の続編でDiggy風味のキャップとBro.hiっぽいシャツとネックレスをつけたきりたんがバトル(?)を仕掛ける内容。
原曲のMagenta MagentaでいうところのDiggyパートをきりたん、Bro.hiをあかり草が担当する形で前回同様に可愛らしい声とラップのマッチに立ち絵のスリーピースサインなど見所が多い。

この年にはほかにも「Catwalk」や「Magenta Magenta きりたんソロ」なども投稿されていた。

NAH ウェカピポ YO!

ここまで素材をふんだんに使ってきた動画が多かったがここにきてあえて素材を限定していく一品。

ウェカピポのAパートをウェカピポ多めでお送りしている作品で終始ネタ不足感溢れ出る内容だが何故か笑ってしまう力を持つ。風邪引いた時の夢ですね完全に。
掛け声みたいな「オッオォ〜」まで変更しているのは愛を感じますね。

余談ですがDiggyの鳴き声のように聞こえるこの動画だが原曲のDiggy Diggy Diggyのサビは「Diggy Diggy Diggy」と連発するし、この曲の続編的な「Pt.Ⅲ」では開幕から代名詞の「アッアラララァ アアァ!!」を連発しサビ後にも連打。鳴き声にしか聞こえないし本人たちもネタにしてそうなフシはありそうだ。

ぴゃLIVE

アイドルマスターシャイニーカラーズの福丸小糸の口癖(?)をALIVEのPUREなどの発音に合わせている動画、最初から吹き出しそうになるとなんとなく知ってた展開が繰り広げられる。

個人的にはALIVEを登場曲に使用している当時の山田哲人選手がヤクルトスワローズに残留したことを祝福するコメントもありほのぼのできます。

ちなみに作者のSOUL`dOUTを知るキッカケはこの登場曲から。

2021年

200,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,030,000 MONSTERS ATTACK

人気芸人のさらば青春の光によるネタを1,000,000 MONSTERS ATTACKの音MADにした動画、おなじみのリズムに合わせた桁の数えやBro.hiと母親Diggyの掛け合い、最後のゴリ押しと素晴らしい流れの動画。

そら目も点になる。

ねとらぼによるSOUL`dOUTの好きな曲ランキング

ネットのあらゆる調査をするメディア「ねとらぼ」において開催された名前のとおりSOUL`dOUTの好きな曲をアンケートした企画、解散以降にメディアで取り上げられることは多くなかった中で現在のファンがどの曲を推しているのかが分かる有意義な企画でした。

その中でランキング1位はCOZMIC TRAVEL、やはりたべるんごの効果が絶大で2位の1,000,000 MONSTERS ATTACKと共に独特な曲が高い順位となるなど現在の認知のされ方を分析することができます。(詳細は元記事を参照ください)

GOLSHINE

リリース後に絶頂期だったウマ娘プリティーダービーのキャラクター、ゴールドシップの「ここすき」をアピールする動画。

GASOLINE自体が発想の源が狂ってるキャラクターに合っていることもあり違和感なく進み、途中に入る某ジャガー大好きcruへのリスペクトを感じるワイト(ケモノフレンズ)とTUYOSHIとその他諸々の出演や唐突に入る。

ウマ娘系はほかにも動画が上がっておりスマホゲームがSOUL`dOUTの人気を長続きさせてくれているのをひしひしと感じる。

あとおそらくウマ娘民はケモフレ民からの流入が多そうだなと感じました。(ジャガーマンのせい)(TUYOSHI応援してるぞ)

あかり草と過ごすきりたん Full

みちぇる氏によるきりたんSOUL`dOUTの最終章
Love, Peace & Soulの雰囲気のとおり平和的な内容できりたんとあかり草の思い出からの謎の感動、エンドローグなど3年間を総括するのに素晴らしい内容でした。

最後のは一体…?

【周央サンゴ】ウェカピポ朗読を原曲に合わせてみた

みなさま〜(目次録)
人気Vtuber周央サンゴさんによるカラオケ?配信にてウェカピポが取り上げられ原曲にリミックスしたものがこの動画。

序盤から読み上げ音声に近い独特の雰囲気でウェカピポ を歌っているシュールさが笑を誘い、発音のよい早口になった英語や「あ〜の日の」の部分の伸ばしなど見所満載の5分だ。

ジョー・カーさんのアカペラ含めVtuber事務所にじさんじはSOUL`dOUTを認知している方が多く葛葉さんは自身のインタビュー記事にて聴いていたことを言及していたり、なるせさんは配信のノリで歌い出したりしている。何が紐づけられているのかはわからないが取り上げて頂けるのはありがたい限りですね。

2022年

ウェカピポ feat. 周央サンゴ

21年の動画と似た周央サンゴさんの配信とウェカピポ原曲を合わせた動画、DJらしい緩急が特徴的でこの動画にとどまらず様々な曲をアニソンを中心にアップロードしており、ウェカピポ関連ではとっとこハム太郎アンパンマンのOP曲なども合わせている。

何としても相合学舎に割り込んでくるSOUL'd OUT

何としてでも無理くりSOUL`dOUTがアイドルマスターシャイニーカラーズの「相合学舎」に介入する動画。
無理くりなのになんとなく違和感がないのが不思議で基本はアイドル達が歌うものの一つ介入すると調整のうまさで馴染んでしまう。

個人的にはこの動画のような唐突に滑らかに高速ラップが介入してくる雰囲気を思い出した。

Diggy-MO`を育てる学校

ハリーポッターと賢者の石のワンシーンをアフレコした動画、どうやら呪文に「アッアラララァ アアァ!!」を使用するらしく生徒達が練習、映画の有名な呪文学のシーンを使っており「こんな呪文でなくてよかった」と視聴者に感じさせる一品。アッアラララァ アアァ!!の発音の難しさも再確認できる。

【徹底解剖】Diggy-MO'の英語ってうまいの?


SOUL`dOUTの好きのMasaruさんが英語ネイティブのAllie Sakakibaraさんにウェカピポなどを紹介し解説する3回に分けられた企画。

【徹底解剖】と謳っている通り歌詞の巧な単語のスラングや崩し、一般的日本人と比較したDiggyとBro.hiの滑舌の良さなども分析されておりSOUL`dOUTをより一層理解できる。

ちなみにBro.hiは帰国子女という経歴を持っている。

Allie SakakibaraさんのHip-hop知識も注目ポイント

Diggy-MO'先生の英語の授業

吉本興業所属のお笑い芸人ぬまんずのコント、素材を生かした料理という表現が一番しっくりくる話で恐らく終始会場は「SOUL`dOUT…?」「Diggy…?」となっているがそれでもホワイトボードに書かれた単語とちょっと特徴を押さえてるDiggy先生による解説で笑いを誘う。

Youtubeの再生数が100万を超えておりBro.hiも自身のチャンネルで「面白い」と語るなど話題となった。

ひろゆき「ウェカピポ歌ってみた」

2ちゃんねる創設者のひろゆき氏の声を好き勝手に喋らせられるサイト、おしゃべりひろゆきメーカーによる合成音声を調教したもの、ひろゆきがウェカピポを歌ってるシュールな動画。

昨年に投稿されたずんだもんのウェカピポ歌ってみたをインスパイアした形でずんだもんと同様に違和感なく調教されてる上にひろゆきの画像もしっかり編集されているのがこだわりを感じ取れる。

Vtuber剣崎雌雄さんによるTOKYO通信のカバー、ボイスロイドの東北姉妹こと東北イタコ、東北ずんこ、東北きりたんを使用してTOKYO通信における問題となるサビの「ホォ〜」を解決しており雰囲気が完璧に作られている。

ALIVEキャップを加工されているのも好き

のど自慢でウェカピポ登場

NHKの有名番組のど自慢にて20年前にリリースされたウェカピポを選択した男性が出場、なんとそのまま優勝し大きな話題となった。上記の記事はニッポン放送のR-指定さんとDJ松永さんによる番組「Creepy Nutsのオールナイトニッポン」の文字起こし。(ちなみにこれ以外にもR-指定さんは同ラジオにてSOUL`dOUTのことを取り上げている)

おそらく著作権上の問題になりそうなのでこの記事には載せないが終わった後のやり切った感のある「アッアラララァ アアァ!!」が素晴らしいので自己責任で調べてみてください。

まとめとこれからのコンテンツたち

漫才師やVtuber、NHKにアイドルゲー、淫夢にひろゆきと幅広い界隈から話題性を生み出している解散後のSOUL`dOUT、多くのアーティストが活動を停止すると忘れられる中で「あの動画の」「あの話題の」といった形で認知されファンが増えるのは非常によい傾向です。

ですが公式からも何かしらアナウンスが欲しいところ、Bro.hiとShinnosukeは精力的に活動しているもののDiggyは生存報告すらままならない状況、23年は久しぶりのリリースを願いたいものです。


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