郷に入れば、郷に従わない方がいいこともある
郷に入れば、郷に従え。
英語だと、when in Rome, do as the Romans do.
新しい土地や環境に入ったならば、そこでの習慣ややり方に従うのが賢いという考え方なのですが、
本当にそうでしょうか?
確かに新しい土地や環境での習慣ややり方を知るのは、
トラブルを事前に防ぐために必要だと思います。
例えば、家の中で靴を脱ぐ習慣のある国の家に土足で入ると嫌われます。
タイの観光地ではだいたい英語やヨーロッパの言語で、
靴を脱いでください。
との表示がありますし、
拒否したら警察沙汰になることもあるでしょう。
だからといって、すべての習慣ややり方を現地の人と同じようにする必要はありません。
むしろ、従わないことで喜ばれることもあります。
例えば、タイの場合、
年上の人の名前やニックネームの前にピー、
年下の人場合はノーンという言葉をつけて呼ぶことが多いです。
職場の先生や職員同士でも、
年上のメンバーのことを「ピー〇〇」と呼ぶので、
誰が年上か年下かすぐわかります。
私はあえて、本人に頼まれない限り、ピーやノーンという言葉を避け、
年齢がわからないクン(~さん)や、
先生という意味のアジャーン、
または英語のように名前やニックネームを呼び捨てで呼ぶようにしています。
まず相手が年下か年上かは見た目では判断できないし、
生物学的年齢と、精神年齢は必ずしも一致しないし、
年齢で人を区別する意味を見出せないので、
年齢を区別する言葉は相手から強く求められない限り、
使わないことにしています。
そういう意味では、
日本語の敬語は必ずしも年齢区別するものではないので、
便利だと思っています。
敬語を使っても、
なるべく相手と対等に付き合いたいと思っているので、
それが相手にも伝わるらしく、
「あなたとはフラットに話せる。」
「気楽に話せる」
と言っていただくことが多いです。
たまにこっそり、
「実はこのタイの習慣好きじゃないんだよね。」
と耳打ちされることもあります。
本当は苦手だけど、なかなか言い出せない文化や習慣ってあるのです。
そこに風穴を開けるのが、
外から来た人間の仕事。
新しいものをつくるには、
若者、バカ者、よそ者が必要と、よく言われます。
それは、
空気を読まない人が、
周りをざわつかせることで、
新しい気づきや考えが生まれるからです。
こんな感じで、
今後も周囲をざわつかせていきたいと思います!
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