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元ペットショップ店員のウサギ飼いがおすすめするフード3選

ウサギというのは元々野生に住んでいたころ、狙われて食べられる立場で暮らしていた生き物です

そのため体調不良というものを飼い主にもバレないように隠してしまう特性があります

それでも気付いてあげられるほど、普段からウサギさんとの時間を毎日とっていつもと違うところに気付いてあげることも大切です

それはケガなどの外傷、腹痛などでも一緒です

ウサギ飼いのなかで1番不安に感じるのはうっ滞だと思うのですが、元ペットショップ店員が考えるご飯の選び方の話をします

うっ滞とは消化管のトラブルです

フードのお話をする前にうっ滞について少しお話をさせてください

うっ滞とは食べたフードや牧草などを消化するための消化管の動きが止まってしまうことです

症状としては大きく3つのことがあげられます

  • 食欲の低下・元気がない

  • 腹部が張り、痛みによる歯ぎしり

  • 排便の減少・ウンチが毛でつながっている

治療方法としては消化管の機能を改善させるために投薬・点滴をします

食欲不振になってしまい半日~1日食べものを食べずにいると命に関わる問題です

ご飯をたべなかったり、うんちの大きさがいつもと違う場合は早急に動物病院に連れて行ってあげてください

うっ滞を予防するためにできること

うっ滞を予防するために日常的にできることは主に3つあります

  • 主食には牧草などの繊維質の多いものを与える

  • 適度に部屋んぽをして運動をさせてあげる

  • こまめにブラッシングをして飲み込む毛量を減らす

特に大切なのは、毎日食べる食事だと思います
固形のフードを与えるのと同じくらい、牧草を食べてもらうことも大切です

フードを与えすぎて牧草の食べる量が少なかったり、可愛いからとおやつを与えすぎているのも本末転倒ですね

ウサギさんが1日あたり食べる必要のある量は体重の1.5%のフードとその同量以上の牧草です

もしもウサギさんが1100グラムだった場合には、1日あたりペレットは15グラムということになります

これを勘違いして1回に15グラム与えている人もいるのですが、そしたら牧草を食べるお腹なくなりますよね

実際に食べさせる量は朝と夕方にフードを7.5グラムずつです

そのほかにウサギさんが食べたいと思っている量の牧草は好きなだけ食べさせて問題ありません

元ペットショップ店員のウサギ飼いが選ぶフード3選

それでは話は少しそれてしまいましたが、ウサギと8年以上生活していてペットショップで働いていた私がおすすめするフードを紹介します

ウサギの主食はあくまで牧草であり、フード(ペレット)は人間でいうおやつやおかずにあたります

フードを選ぶときに重視するポイントは、コスパよりも繊維や栄養素を確認してあげることが大切です

またうっ滞を気にしてグルテンフリーのフードも格安で販売されているのですが、実はこれにも問題点があります

ペレットというのは牧草をすり潰したものを圧縮して小さく固めたフードのことです

このすり潰した牧草を固めるのに使用されているのがグルテンフリーじゃない場合は小麦粉です

それではグルテンフリーではないのだと何を使用しているのかというとタピオカ澱粉です

消化管の中で粘り気をおこしてしまいうっ滞の原因になるのですが
実は小麦粉よりもタピオカ澱粉のほうが粘りやすいです

しかし小麦粉を使用しないことでグルテンフリーということができるし、飼い主さんも安心感と安さで購入してしまいます

ウサギ飼いさんに伝えたいことは、値段よりも原材料をしっかりと確認して購入してほしいということです

フードを選ぶときにはグルテンフリーよりも原材料に小麦粉やタピオカ澱粉の含有量が少ないものを選びましょう

フードを選ぶときには、成長期と大人用でペレットの内容に必要なものがことなります

  • 1歳未満はアルファルファで粗繊維18%以上のもの

  • 1歳以上はチモシーで粗繊維20%以上のもの

ウサギさんのフードを購入するときには、この2点は必ず確認してほしいです

それではあまり多くのフードを勧めても迷ってしまうとおもうので3つのフードを今回紹介したいと思います

  • うさぎの極み

  • OXBOW エッセンシャル

  • イースター ウサギ用 健康ケア 1kg

うさぎの極み


ハイペットより引用

元ペットショップ店員のウサギ飼いがおすすめするペレットの1つ目は、うさぎの極みです

うさぎの極みはウサギのフードのなかでは珍しいダブルグルテンフリーなので安心してウサギに食べさせることができます

ダブルフリーとはでん粉類(ポテト・タピオカなど)、穀類(小麦粉・トウモロコシ・えん麦)を使用しない配合でカロリーを抑えてあります。高繊維質プレミアムチモシーを主原料に、うさぎの健康に必要な栄養素をバランスよく含んだオールステージのうさぎの主食です。

ハイペットより引用

ウサギ垢をみていると与えているウサギ飼いさんも多く、グルメなウサギさんでも極みという名前のとおり食べないウサギさんも少ないです

ペレットの食いつきが悪くて困っている方は1度うさぎの極みを購入してみることをおすすめします

うさぎの極みは850グラムなのでほかのウサギフードよりも割高ですが、Amazonで購入するとペットショップよりも安く購入できます


OXBOW エッセンシャル ヤングラビットフード


うさぎのしっぽより引用

元ペットショップ店員のウサギ飼いがおすすめするペレットの2つ目は、OXBOW エッセンシャル ヤングラビットフードです

現在わたしの家族のウサギさんは生後半年の成長期なのでOXBOW エッセンシャル ヤングラビットフードを与えています

ヤングラビットフードの特徴は主原料がマメ科のアルファルファで成長期のウサギに必要なたんぱく質を豊富に含んでいます

1歳以上になったら主原料がイネ科のチモシーのアダルトラビットフードを選ぶことで食物繊維が豊富でシニア期まで与え続けることができます

獣医師もこのフードをおすすめしてくれることの多いフードで、うさぎの極みよりも量が多いので1度購入すると持ちが良いです

原材料には粗びき小麦粉が含まれていますが、粗びきなので粘度は普通の小麦粉よりも低いです

ウサギの健康を気にするのであれば、フードは最低限に与えて牧草をたくさん食べさせることをおすすめします


イースター ウサギ用 健康ケア


イースター株式会社より引用

元ペットショップ店員のウサギ飼いがおすすめするペレットの3つ目は、ベッツセレクション健康ケアです

この商品は動物病院専用ですが、Amazonや楽天市場でに販売されているので簡単に購入することができます

ウサギ飼いさんは1度はみたことのある獣医師さんがYouTubeで配信しているうさぎチャンネルでもおすすめされています

このペレットは250グラムで小分け包装しているので、開封してから悪くなってしまう心配が少ないです

グルテンフリーと記載されていますが、タピオカ澱粉が使用されていますが、食物繊維が22%も含まれているのでおすすめです

ウサギのペレットを切り替えるときのポイント

ウサギのペレットを切り替えるときには、嗜好性の低いものだと食べてくれないことがあります

ペレットを切り替えるときに気に入らなくて食べてもらえないということは、24時間食べないと命に関係してしまうウサギさんにとって死活問題です

それではペレットを切り替えるときのポイントを3つ紹介します

  1. ペレットの切替期間はおやつを与えない

  2. 現在のペレットが理想的な量なのか見直す

  3. 切り替えるときには毎日少しずつ

ペレットの切替期間はおやつをやめる

ペレットの切り替えるときのポイント1つ目は、嗜好性の高いおやつを与えることを一旦ストップすることです

これは切り替えるよりも少し早めにおこなうことをおすすめします

なぜペレットの切り替え期間におやつをストップさせるのかというと、新しいペレットを食べずにおやつを食べてしまう可能性があるからです

切替前にペレットが理想的な量なのか見直す

ペレットの切り替えるときのポイント2つ目は、現在与えているペレットの量が理想的なのか今一度見直すことです

与えるペレットの理想的な量は、1日あたり理想体重の1.5%です

例えば現在ウサギさんが太り気味なのに、現在の体重の1.5%だと本来は食べすぎということになってしまいます

嗜好性の高いペレットを食べていて、ウサギさんが食べたいだけ食べさせている場合には食べすぎている可能性が高いです

おやつをやめて、現在のペレットをあなたが育てているウサギさんの品種の理想体重の1.5%を1日食べれるように調整しましょう

注意するポイントは急にペレットの量を減らすのではなく、1グラムずつ少しずつ減らしていくことです

ウサギ初心者が飼うことの多い3品種の理想体重と1日あたりのペレット摂取量を確認してみましょう

これは1日あたりの量なので数回に分けて与える場合は分割して与えましょう

  • ネザーランドドワーフ 900グラム(13.5g)

  • ロップイヤー 1.5kg~2kg(22.5~30g)

  • ミニウサギ 1.5kg~3kg(22.5~45g)

新規のペレットは少しずつ増やしながら切り替える

ペレットの切り替えるときのポイント3つ目は、今食べてるペレットから新規のペレットに切り替えるときには少しずつ切り替えることです

例えば2キロのロップイヤーにご飯を朝と夕方の合計2回与えていると想定します

ロップイヤーとしては理想体重の範囲内なのでペレットの量は1日あたり体重の1.5%の30グラムを与えます

朝と夕方に与えるということは、半分の15グラムずつなので1日目は新しいのを1グラムと元々食べているものを14グラムを朝・夕に繰り返します

これを2グラムと13グラムと順番に新規のペレットのほうの量を増やしていきましょう

ペレットの袋に書かれている量は多く書かれてることがある

ウサギさんのフードには1日あたりに与える量が記載されているものも多くあります

記載されているペレットの量は多く記載されている傾向がある印象があります

ペレットの袋に記載されている量を参考にペレットを与えてしまうと、適正な量より多くなってしまい牧草を食べなくなってしまいます

今一度、本来与えているペレットの量は適切なのか確認してください


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