「ミッドサマー」はなぜ作られたのか? "収益性の高い"ホラー映画のトレンドとマーケティング
『クワイエット・プレイス』がホラー映画のマーケティングを変えた
2020年2月21日に公開されたアリ・アスター監督の『ミッドサマー』は公開前のマスコミ試写会や先行上映会でも傑作だと名高く、公開から全国満席続出、4日間で動員7万7,125人、興行収入1億1,545万400円(全国106スクリーン)という大ヒットを記録した。しかも公開後すぐに全国でリピーターが続出したそうだ。
この成功の第一要因は、映像美、緻密な脚本、キャストの演技など、傑出した作品性によるものに違いないが、