リサイクルへ

2つの鞄をリサイクルへ持っていった。
今はどうやら手放しの時期のようで
本、服、小物、等を手放している。
だからか、目に留まった物に対して
あまり欲しい、という気持ちが
起きなくなってきている。

ほしい!のなぜ?

私はかつて物がほしかった。
何でも良くて、不足の感情に
縛られていたから、ずっと何か
不足している状態。
だから目の前にあるものに対して
ほしい!ほしい!と
手を伸ばしていた。

服も
小物も
本も
全て自分の不足を埋めるために。
だから。手にいれた瞬間に
また『ない!ない!』と
焦り出す、目の前にあるのに。

不足の感情は、執着を連れてきて
これがなくなったら、あれがなくなったら
怖いから、だから手放すなんて無理!
と物を捨てられないように思い込ませる。
手放したら無くなる。と。

面白いほど私はその感情に
踊らされていたような気がする。
だけど、気付いた。あるときに。

これだけ周りにあるのに
まだない!ない!と言うの?
ある上に買ったら大変なことになる。
そこで初めて、リサイクル、捨てる
と言うことを意識し始めた。

ない!のループの終焉は
   

ない!ない!といい続けた私が
断捨離を始めたのは、いかに
自分が物に価値をおいていたかの
裏返しのような事が理解できたから。
   

もう、何年も使っていない
存在を忘れていた
一度しか読まない、着ない
そんなものたちに囲まれて
思考がクリアになるか、と言われれば
NOだ、確実に絡まる。

だからこそ思考の絡まりも
ものとの付き合い方も
変化のし時、だと思えた。
そうして手放していくと、わかった。   
 

本当に必要なら戻ってくる

 

買い直せばすむ話。
なにも目の前の無くなることに
目を向けなくても良いんだ。と
言うことが分かってきた。 

物が溢れる部屋の中。
息がつまるのは当然かもしれない
物に対しての異常すぎた執着。

やっと手放せそうな気がする。