2024 ILCA 6 女子 ワールド開幕目前
先日タイ、パタヤでのアジア大陸予選が終わったと思ったら、次はアルゼンチンのマル・デル・プラタで1月3日から2024年のILCA 6 女子ワールドが開幕します。
https://2024ilca6women.ilca-worlds.org/
本大会もパリ・オリンピックの予選となっているので、まだ国枠を獲得できていない国にとっては非常に重要な大会となります。連戦となってしまい選手たちは大変そうです。実際、日本のエース、冨部柚三子選手(福井総合病院)は日本へ帰国することなくタイから直接アルゼンチンへ飛ぶとのことでした。
ここでは、オランダのハーグで開催された2023年ワールドの国順位の結果を、すでに一部行われている各大陸予選の結果と合わせて振り返っていきたいと思います。まず、ホスト国フランスとそのフランスを除くハーグ大会の上位16ヵ国にはすでに国枠が付与されています。
したがって、今大会で配布される7カ国の国枠を争うのは国順位18位以下の次の国々に加えて、シンガポールのように何らかの理由でハーグ大会をスキップした国々となります。
表をご覧いただけば分かるように、国順位18位から24位までは20位の香港を除くとヨーロッパ諸国が独占しています。これらの国々が国枠を獲得する可能性が高いのは言うまでもありません。また、香港は杭州のアジア大会、パタヤでのアジア・セーリング選手権を通じて国枠を獲得できておらず、是非ともハーグのレベルで今大会を終えてパリへの切符を手に入れたいところだと思います。
優先順位の関係でペルーやマレーシアのように大陸予選で国枠を獲得している国が今大会で国枠を獲得した場合、大陸予選の方が繰り下げになるので注意が必要です。もし仮にマレーシアが上の17カ国を除く国順位7位以内に入った場合、アジア大会2位の香港がアジア大陸枠を獲得することになります。同様に中国やタイが7位以内に入った場合はアジア・セーリング選手権で国順位が3位だったインドがアジア大陸枠を獲得することになります。
そのため、日本選手が7位以内に入る以外にも、マレーシア、中国、タイ、香港、インド、シンガポールの大部分がこの7位以内に入ることで、繰り下げでアジア大陸枠が日本に降りてくる可能性も少ないながら理論上はあります。
残念ながら今回は現地に取材に行くことができませんが、ワカコレーシングではこれからも日本のILCA6女子チームを応援していきたいと思います。
事務局
参考資料
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