クラス・オブ・2007

またかと思われるかもしれませんが、チャンピオンはどこから来たのかシリーズです。今回紹介するのは2007年のオプティミスト・ワールドです。23位にナクラで金メダルを獲得したルッジェーロ・ティタ、122位にILCA7で金メダルのマシュー・ワーンがいます。

https://www.sail-world.com/Australia/Steele-wins-Optimist-World-Championship/-36265

ワーンの成績はちょっと低めですが、オーストラリアは元々サボが普及していてオプティミストが主流になった今でもそれほど強くないのと、彼が15歳までオージー・ルール・フットボール(フッティー)と両立していたことは考慮した方がいいかもしれません。この後、名コーチのアーサー・ブレットに見出され、高校生の頃はフリーマントルで同世代のルーク・エリオットやコナー・ニコラス、兄貴分のトリスタン・ブラウンとラジアルに乗って切磋琢磨していたそうです。

成績表に目を戻すと、3位に最近FXキャンペーンからの撤退を発表したアレックス・マロニー、5位に470のララ・ヴァドラウ、9位に49erのローガン・ダニング・ベック、85位に470のジョルディ・シャマー、99位に同じく470の磯崎哲也選手がいます。

このように今のトップ選手たちはオプティミストから世界レベルで戦ってる選手が多く、今後もこの流れが続くと考えられます。もしもオプティミストを卒業する段階である程度のレベルに達してないなら、ユース時代にその差を詰めるために彼ら以上のトレーニングをしなければいけないはずなのに、それだけの環境がそもそも今の日本にはないんじゃないかと思ったりもします。

参考
https://www.athletesvoice.com.au/matt-wearn-why-i-said-no-afl/

事務局

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