また一つ、歳をとりました。

というわけで、誕生日である。

この歳になると、複雑な思いもあるが、最近はふっきれて、歳を重ねるのが楽しみに思えてきた。

思えば、子供の頃の誕生日はただひたすらに楽しくて嬉しくて、マイナスの感情なんてこれっぽっちも感じていなかった。

初めて歳をとることが怖くなったのは、24歳のころだった。

はたと、あと少しで自分もアラサーと言われる年代に足を突っ込むのだと思うと、漠然とした不安を感じたのである。

それから、27歳になったとき、もう自分はまごうことなくアラサーだなと感じ、(ちなみにこの頃はまだ学生だった。思えばとても長いモラトリアムをもらっていたのである。その話はまたの機会に。)

30歳は諦めの境地であった。
そして、20代というもう帰らない時代を惜しんだものである。

その気持ちに、30代も半ばになって、少し変化してきた。


その変化には、息子の影響が大きいと思う。

息子が生まれて、息子の成長が楽しみになって、自分の誕生日も、また楽しみになってきたのである。

大人になると性格や考え方はなかなか変わらないと言われているが、息子が生まれた2年弱、私は大きく変わった、と、自分では思っている。

また一年、息子と一緒に時間を過ごして、息子の成長と自分がどんな変化をするのか、とても楽しみである。

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