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(雑感)GOTO政策の見直し

 どうも!おはようございますからこんばんわ!まで

 決めましたね。GOTOの見直し。政策をゼロサムで語るのは難しいので、微修正は必要だとは思いますが私はGOTOの見直し劇を見ている中で、元々の骨組みから問題だったのでは?と思う報道内容に当たるんですよね。そのへん含めて、GOTO見直しの雑感を書いてみたいと思います。

1.知事に丸投げ?責任のなすりつけ合い?

 上記動画はテレビ東京の公式YouTubeチャンネルテレ東NEWSに挙がっていた全国知事会の緊急提言に関するニュースで、この中のキーワードの一つに機動的にという言葉がありました。GOTOトラベルスタート時の頃の東京は日本国内においてずば抜けて感染者数が多かったため、スタートの段階では東京は除外されていましたがその後10月1日から東京が対象に加わりました。( 引用:GOTOトラベルHP Go To トラベル事業における
東京都の取り扱いの変更について【更新】
)

 政府はGOTOトラベルの対象地域除外やイートをめぐる食事券の発行等における判断を知事に一任するよう要請すると言っていますが、国主導(肝いり?)の政策だという側面を鑑みれば、それは責任の丸投げ?という印象を覚えました。そう考えると、GOTOトラベルで振り回された小池都知事からこういう言葉が出るのも不思議ではないなと思いました。

「国が責任を持って判断を示すべきだ」

 

 一方で、知事会(知事)サイドから出てくる言葉と政府サイドから出てくる言葉を見ていると票田になりやすい対経済団体サイドに対して悪者役になりたくないという責任のなすりつけ合いの印象を見受けられます。大阪の吉村知事や北海道の鈴木知事みたいに、何にも縛られないような知事ならフットワーク軽くリーダーとして除外する(検討する)という判断をすることができるかもしれませんが、大方の知事は悪者になりたくないんだろうなという部分の印象を覚えます。

2.エビデンス

 季節は冬へと向かっています。冬の大敵としてインフルエンザが挙げられます。国立感染症研究所の発表によると、2018~19シーズンにおけるインフルエンザの入院患者の報告数は20,389件だそうで、そのひとつ前のシーズンからは若干減少していますが、これだけ世間においてインフルエンザのシーズンだぞ~!と叫ばれるぐらい認知をされワクチン接種も当たり前のような風潮になるほどエビデンスが出ています。

 そう考えたとき、GOTOが感染者数の増加に結びついているというエビデンスがあるか?という部分は丁寧に精査しないといけません。21日の記者会見では同席した政府の分科会の尾身会長が一般的には人々の移動が感染拡大に影響すると考えられるとしながらも「感染拡大の主要な要因であるとのエビデンスは存在しない」というコメントをしていて、分科会がこのような提言に至った理由として次のようなコメントをしています。

「主要な要因であるとのエビデンスは存在しませんが、ほかの提言との整合性のとれた施策を行うことで人々の納得、協力を得られて感染の早期沈静化が進み、結果的にはトータルの経済的ダメージも小さくなると考えています」

 ?季節性インフルエンザの流行期がくる過程の中で気温や湿度と新型コロナウイルスとの結びつきの部分を検討しないで、人の往来を促す政策を見直すというのは策士策に溺れる的な印象を持ちますし、エビデンスの無い中でそれを恥じらいもなく述べる様はなんだかなぁと思うところです。

3.最後に

 他にも論点はありますが、今回はここで筆をおろします。だけど、スピード感を持った微修正が求められる中で政治対立がおこるというのはこれはこれで政治学の論点になると思います。そして、そこで無策な野党は救いようのないダメ男みたいなもんだなと思いました。

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