競争原理の名の下に~中小企業のスクラップアンドビルドへの雑感~

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 菅政権が打ち出している独自色の一つに、中小企業のスクラップアンドビルドを挙げています。日本企業の約99%を占める中小企業は、大企業と比較して経営基盤は必ずしも盤石とは言えません。今回のコロナウィルスを契機とした倒産で最も多い飲食店はまさしくその象徴と言っても過言ではありません。( 特別企画:「新型コロナウイルス関連倒産」動向調査 <9月29日(火)16 時現在判明分> https://www.tdb.co.jp/tosan/covid19/pdf/tosan.pdf )だから、先行きが見通しづらい中小企業同士をスクラップアンドビルドして国内企業の多くが基盤の強い企業で占めたいという背景があるのではないかと推察することができます。この中小企業のスクラップアンドビルドを目指す政策の論理付けの1つとしているのがデービッド・アトキンソン : 小西美術工藝社社長の論です。

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