Amazonキャンペーンを商業出版で行う目的

X(Twitter)で知り合いが出版するので「Amazon予約キャンペーンやらないんですか?」と聞いたら、出版社が後ろ向きだったとのこと。

一部の出版コーディネーターさんなどはAmazonキャンペーンに否定的なことがありますが、Amazonキャンペーンの目的を誤解していると思います。
AmazonキャンペーンはAmazonのランキングを取るのが目的ではなくて、発売前にSNSでお祭り感を出すのが真の目的です。

「本を発売しました」と投稿するよりも「本の発売を記念して特典をプレゼントします」の方が圧倒的にシェアされるし、しかも「発売しました」だとSNSで拡散される機会は1回しかないですが、予約キャンペーンの場合はキャペーンの投稿はもちろん、「皆さんのお陰でAmazonランキング◯位を取れました!」など、拡散される機会が大きく増えます。

なおAmazonキャンペーンをやるなら効果測定もすると、次の出版企画書に盛り込んだり様々な活用ができるのでおすすめです。
実際に、私がAmazonキャンペーンを実施する際には経路別のトラッキングIDを埋め込んで分析をしましたが、以下のようなデータでした。予約キャンペーンPDFのダウンロード数は462なので、リンク経由ではなくAmazonで検索した人などは含まれていないですが。
       紙 Kindle
Twitter​   :169、52
Facebook  : 63​、 9
メルマガ​  :  21​、 4
ホームページ:   9​、  5
全合計   :262、70

出版という絶好のチャンスなのに本を出すことに精一杯で、データを取ったり実験したりする人が少ないのはもったいなさすぎるので、ぜひ試してみてください。
Amazonキャンペーンで効果測定をする方法は、問い合わせてもらえたら回答します。

いいね!
コメントする
送信
シェア


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?