なりたい、やりたいを実現し妊娠へと導く【妊活プランナー】が誕生するまで#42

死ぬほど働いて、鍼灸師の学生生活は珍しく特に何も無く、あっという間に3年間が過ぎていきました。

私はギリギリまで追い込まれると、本領を発揮し出すタイプの人間だという事に気づいていきます。

#41からの続きです。

鍼灸師の国家試験は、合格発表の翌日に私と麻友子の結婚式を控えていました。

彼女の誕生日は2月、29歳になって結婚すると30歳前に焦って結婚したと思われるのは嫌だという事で、誕生日の1日前には入籍し式を挙げるという条件が有りました。

それが鍼灸師の学校に行く事を許す条件だったのです。

まさかその日が、国家試験の合格発表の翌日になるとは予測出来ていませんでした。

結婚してからは、祖母と私と麻友子の3人で暮らすつもりでいたのですが、

祖母は私達の人生を犠牲にしたくないと言うので、結婚式の準備をするために12月から同棲を始めることになります。

今までの私のブログを読んでいただいた方は察していただけると思いますが、やはり私は2年8ヶ月は勉強など一切しておりません。

結婚する事を3年待ってもらっいるのに、さすがに国家試験を落として、テンションが低い状態で式を迎える訳にはいかないので、

職場の接骨院は辞めて、ネットワークビジネスは一旦休止、自分の治療院のPM10時〜AM2時までだけの仕事に切り替えて、再び猛勉強をスタートしました。

一度、医療系国家試験を合格した経験が有るので、要領はわかっています。

今度はだいたい安全に合格出来るぐらいの点数でいいやと考えていましたが、試験勉強と引っ越しと結婚式の準備をしていくのは本当に大変で、

今回は本当にギリギリまで勉強をする時間はありませんし、難しい言葉が多いので、やはりこの時も再び血便が出て病院に行くほど頑張りました。

麻友子からは、いつ勉強していたのか不思議でならないと言われます。

国家試験が終わり、自己採点では、まさかがない限り大丈夫だという感じです。

式の当日を晴れやかに迎えることが出来るのか、そうでないのか、かなりヒヤヒヤしました。

そのせいの血便だったかもしれませんね。

何とか無事に合格を確認し、安堵して結婚式を迎える事ができ、

式には古くからの友人と親戚だけを呼び、オモテナシをテーマに考えて、来場者の1番好きな曲を招待状に書いていただいていたので、

楽器でのプロの生演奏を披露していただき、良い式だったよ皆さん喜んでくれました。

学生も終わり、結婚もし、そして仕事も順調。

人生の暗黒期が終わり、これからは輝かしい未来が待っていると、期待に胸を膨らませていました。

新婚生活は本当に幸せで、寂しい幼少期を過ごしてきた私にはしっかりと温かいご飯を食べさせたいという奥さん思いと、

子供を作る事を意識し、タバコを辞めたので、食欲も爆発。

体重は21歳の時の48kgから72kgまで増えました。

身長が174センチあるので、72kgと言ってもデブではありませんが、今までで1番体重があった時期です。

いつも2人で美味しいパンを探し、パスタやピザやラーメンの美味しいお店を探し、口直しにコンビニにアイスクリームを買いにいっていましたが、

妊活は半年ほどで成功し、無事に赤ちゃんを授かる事が出来ました。

仕事は順調、心の平穏をやっと感じられる様になってきたのですが、

どこか私には、本当に自分は幸せになっていいのだろうか?

という気持ちがあったのです。

次回に続きます。

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