なりたい、やりたいを実現し妊娠へと導く【妊活プランナー】が誕生するまで#58

若返り鍼灸師の山田和宏です。
ご観覧いただきありがとうございます!

長く苦しい13年間のネットワークビジネス人生に終止符を打ち、改めて治療家としての人生を掛けてAさんと、そして〝病気〟という事の本質と向き合い続けました。

#57からの続きです。

Aさんはとても気丈な女性です。

私達の前では、施術を受けたあとは調子が良くなったと笑顔で自宅へと帰っていきます。

しかし、数時間後にご主人から電話がくると、妻が本当にしんどそうなのですとおっしゃられるのです。

え??

調子が良くなったってさっき言っていたのに・・・。

友達からも、会いに行ってもいい?と聞かれても、全然元気だから、絶対に病気を克服するから心配しなくてもいいよ、ちょっとだけ待っててねと言うんですと。

絶句しました。

心の治療を学びに行っていた妻から、病気と心の関係性について、またその病気がどんな事から発展していったのかをやっと習う事が出来たよと、勉強に行った先から急ぎで電話が掛かってきました。

大腸癌、そして転移先の臓器の意味に、凄く納得がいきます。

すぐにAさんに連絡を入れて、病気と闘おうとしないこと、溜め込み続けてきた事を表に出すこと、ストレスを避けるために我慢をすることを辞める様に伝えました。

その場では、わかりましたと言いますが、自分の生き方を変えたくない、弱い所を人に見せたくないとご主人に言っていたそうです。

Aさんのご両親ともお会いさせていただき、諭していただける様にお願いをしました。

頑固な娘ですが、そこが良い所でもあるんですよね。そうお父様はおっしられました。

本当にその通りで、自分の生き方を貫き通す姿は、本当に尊敬が出来ます。

そんな生き方が、病気を作り出しているだと言うのも、本当に心苦しかったです。

ご本人以上に、心配と不安に押し潰されそうになっているご家族。

何度病院に行こうと言っても、それ言われるのストレス!心配されのもストレス!!絶対に元気になるから、私を信じてよと言うんですと。

本人が1番つらいのに、その前で私達が弱音を吐く事なんて出来ませんと私の元に話をしに来てくれます。

絶対に大丈夫です

絶対に救ってみせます

だから一緒に頑張りましょう

私は言いました。

そう言ってくれるのは山田先生だけです、それがどれだけ私達の心の救いになるか、ありがとうございますと言っていただけます。

本当は絶対になんて言葉を使うべきではないのはわかっています。リスクになるからです。

もし最悪の状況になったとしても、例え訴えられ様としても、命を掛けて向き合う、そう決めていました。

自分を奮い立たせるために私は〝絶対に大丈夫〟という言葉を使い続けました。

でも、何をしても、痛みを軽くする事ぐらいしか出来ません。

迫り来る時間との戦い、私も極限状態です。

神様にもすがりました。

10月を迎える頃に、調子が良い日がで出て来る様になり、

Aさんから、もう大丈夫そうなので大好きなハワイに行ってきますと、嬉しそうに報告をしてくれました。

油断はまだ出来ないにしても、治療効果が出だしている事に、私も少しだけ安心感を覚えます。

次回に続きます。

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