三寒四温とは言うけれど(日記)
三寒四温とは言うけれど寒すぎやしないか。先週は20度を超えたのに今は5度。5度て。
家にいると電気毛布をつけて布団にくるまって寝てしまうので用もないのに喫茶店に来てずっと本を読んだりインスタのおすすめリールで猫動画を見たりして過ごしている。
喫茶店の中ですら寒い。だからコートを膝掛けがわりにしている。
さて、先日某お笑い賞レースの選考会通過者が発表された。
エントリー数は130組以上で次のノックアウトステージに進むのは28組(+選考会免除の昨年ファイナリスト4組)なのでほとんどがここで落ちる狭き門。
主な参加条件は
結成16年以上という参加条件からして狭き門である。SNSには毎月、もしくは毎週のようにどこかの若手コンビの解散情報が流れてくる。
私は選考会の1日目と2日目の1部〜3部を見に行った。
上のnoteにも書いたが、誇張や虚飾もなしにどのコンビもおもしろかった。マジで。
16年以上舞台に立ち続けた人達の漫才はどれも独自の色があって、恐らく誰にも真似できない。代わりとなるものが存在しない。
素人だから技術的なもんとかは全く分からないけど、長い月日の中で築き上げられた2人の人間関係とか信頼とか、そういうのはきっとその人達だけのものだ。
だから2日間で60組以上の漫才を見たけど似通ったものは無かったし飽きることがなかった。笑い疲れたけど。
4公演とも、笑い疲れるくらい笑わせてもらった。
もう一度言うがどのコンビもおもしろかった。
にも関わらず、やはり結果を受けて落ち込んでしまったり自信を無くしているようなポストをSNSにしている漫才師が何人かいた。
分かるけれども。
正確には「(私はお笑いをやったことがないからその気持ちを想像するしかなく、)分かる(ような気がする)けれども。」
選考会を通過しなくてそうなってしまうのも仕方ないかもしれないけど、おもしろいことには変わりないじゃないか。16年以上笑わせてきたことには変わりないじゃないか。
選考会でも大勢の客を笑わせたじゃないか。
現に私は笑ったし、全員おもしろかった。
2週間前に渋谷のライブで見た某は、恐らくお笑いライブに来たことがない人が多数のライブハウスでテンポの良いボケと切れ味のあるツッコミで笑わせていた。企画のコーナーでもずっとお客さんも共演者も笑わせていて、本当にすごいなと思った。しかも福岡から来たらしい。
そんなにおもしろい人でも選考会を通過せず、「しばらく落ち込む」と書いていた。
なんらかの審査基準があって、28組と言う枠の中に入る組を選び出さなければいけないから仕方ないのかもしれないけれども。そこに入らないからってあなた達の笑いを否定されたわけでは絶対ないし、そこに入った人達より劣っているわけでもない。
上手く書けないが結果発表以降、そういうモヤモヤというか違和感というかやるせ無さを感じる。
選考会を見てもいない人たちがSNS等のポストを見てウケた組の一覧を作ったり、
選考会を見に行った人たちが自分がおもしろいと思ったかどうかより周りの観客のウケ具合をメインでポストしてしまったり、
選考会通過者を予想して当たったの外れたの言ったり、
なんかそういうのも嫌だなと思う。
実際私も会場で周りの人が笑ってるかどうかは気にしちゃったけれども、自分がおもしろいと思ったことを大切にしたいと思った。
結果発表の1時間後に行ったお笑いライブに選考会を落ちたコンビが出ていた。
そのコンビは出てくるなり落ちたことに対する怒りをぶつけまくって観客は爆笑。そして罵倒し尽くした最後に「でも来年も出るぜ!!!」と叫び会場は拍手喝采。
怒りも悔しさも笑いに変えられる芸人たちマジかっけぇ。行くしかないっしょ。ウェカピポ。
お金をください